2011年01月21日

ソバカフェ「さくらの蕎麦あそび」訪問記

江戸ソバリエ石臼の会のメンバーがお蕎麦屋さんを開いたよ!」との情報をゲット。ソバカフェとはどんなところか気になって、本格オープンから一週間後の様子を見てきたのでその報告を。



オープンまでの経緯
 店主は桜道子さん。以前は同じ場所でスペイン料理店を開いていたが、そちらは卒業し、江戸ソバリエの認定を受け、蕎麦の道に迷い込み、一大決心のもと開店を決めたとのこと。





お店へ
 



鎌倉駅西口から、バスなら3分、徒歩なら20分位でお店の場所に到着。
バス停「一向堂」を目印にするならば、そこから5軒目、歩いて5分程のところ。


バス停.jpg




お店の向かいは、国指定史跡「北条氏常盤亭跡」。今はきれいに刈り取られているが、夏にはホタルが飛び交い、萱草の花が咲く緑地が広がっている。



緑地.jpg



お店の入口には、「そば」の幟と手書きの店名札、階段を降りた玄関にはかわいらしい「のれん」が出迎えてくれる。


入口.jpg

玄関.jpg



入った店内は、カフェという名にふさわしく、壁面の装飾はスペイン料理店時代のまま、あちこちにさりげなく調度品が置かれてはいるが、手前にはそば打ち台、奥には8名用のテーブルが準備されており、蕎麦屋さんに間違いないようである。



テーブル.jpg




更に、店内を見渡せば、「江戸ソバリエ認定の店」証が掛けられ、そこかしこに石臼の会関係者などからの鉢植えが置かれ、オープンから間もないことが見て取れる。


認定の店.jpg

山田花.jpg

師岡花.jpg




蕎麦前
 

メニューは、支払いが簡便になるよう500円・1000円の品ばかり。



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なお、メニューの蕎麦米リゾットは、ご主人が開いていたスペイン料理店の経験を生かし、加えたとのことである。


イチ押しは「蕎麦ランチセット」であるが、その前に蕎麦前を所望。この日の冷酒は鯉川酒造の純米酒。鯉川酒造はかの「亀の尾」米の発祥地、山形県庄内地方の余目町で「亀の尾」を栽培している蔵元であるが、店主の友人の縁でこの酒を仕入れているとのこと。今後は、地元神奈川に因み、丹沢山なども揃えてゆきたいとのことである。


冷酒.jpg




充ての肴はメニューには無いので、ランチセットの小鉢を先に出してもらう。今のところ、玉子焼きと煮物の2品が定番であるが、本日は煮物2品を供していただく。ピンクのガラスの猪口にはお店のトレードマークであるさくらの花びらの模様が浮かび、品良く味付けされた2品を楽しみつつ至福の時間が過ぎてゆく。


猪口.jpg

小鉢かつお.jpg

小鉢煮物.jpg




蕎麦
  

お蕎麦屋さんでランチセットといえば、炊かれたご飯がお蕎麦と一緒に出てくるのであるが、この店では、趣きが異なり、蕎麦米粥が供される。薄味の蕎麦米粥の上には大徳寺納豆が置かれ、付け合わせのしらすの佃煮とともに鹹さを加減しながら、蕎麦米の口当たりを楽しむ趣向。


蕎麦米粥.jpg



これでようやく蕎麦となる。北海道の深川で穫れた蕎麦を、神奈川の業者がこの店のために丁寧に製粉し、女主人が心をこめて打った蕎麦は、姿はたおやかであるが、やさしい香りが立ち、噛みしめると蕎麦の甘さが口中に広がる。


蕎麦.jpg




セットの〆はデザート。この日はドライプルーン。ようやくこれにてセットが完了。満喫することが出来た次第。


スイーツ.jpg




最後に

店主より、「当店は座席数が少なく、また“不定休”ですので、ご来店の際はお問い合わせ・ご予約頂ければ幸いです」とのことです。

(  m )  






■住所神奈川県鎌倉市常盤862-7■電話0467-32-4591■営業日不定休につき、ご予約ください。■営業時間11時〜18■アクセス JR・江ノ島電鉄 鎌倉駅 西口下車 鎌倉市役所前 (西口・京浜急行バス、江ノ電バスが共同運行)からミニバスで「一向堂」下車 徒歩5分 ※バス停からは5軒目




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posted by 石臼の会会員 at 09:16| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | ⇒神奈川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月14日

江戸蕎麦めぐり。

 

meguri.jpg



江戸ソバリエ協会 編集
20112月3 幹書房 発行
1500円(税込)

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江戸ソバリエ・ルシック(上級コース)のメンバーが、厳選した江戸蕎麦の名店143軒をまとめてご案内。丹念な取材をもとに書き綴った知ってるあの店、知らなかったこの店。江戸蕎麦食べ歩きのお伴に、是非どうぞ。 
posted by 笑門来福 at 09:20| 東京 ☀| Comment(8) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする