このブログで、石臼の会たけじんさんが、2006年7月に訪問記を書いた京橋「そばきりや 山形田」は、2010年7月1日 京橋から銀座に移転した。移転後の銀座「そばきり 山形田」に“もっきり”探究名目もあって、年の瀬に伺った。外は師走の風が冷たく吹きすさぶ中、まぁっ初めてとは思えない位、落ち着くぅ〜〜っ。各種メディアで取り上げられることの多い店ながら、気さくで温かく、和める店だ。
■■蕎麦前
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左から時計廻りに:玉こんにゃく300円、しそ巻き味噌400円、赤カブ漬け350円、あれ?野沢菜?だったかな?
もってのほか(菊)350円 だし(豆腐付き)500円
おみ漬け350円 庄内産塩辛(黒)400円
米沢牛タン焼き 950円
まず、ビールから始まり、くどき上手1合900円 他を、幾種類も頂きました。
つまり、山形の地酒を、もっきりで(=盛り切り…溢れる程にナミナミいっぱい…と言う事)あれこれ数種類呑んだぁ〜。流石、酒処ですな。奥行きのあるふっくら柔らかな酒が揃って、旨っ!
■■山形蕎麦
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奥左:板そば・外一そば(挽きぐるみを外一)780円
手前右:板そば・十割そば(一番粉)880円
手前右:板そば・十割そば(一番粉)880円
どちらも大盛り(無料サービス)にしてもらう。2枚ほぼ同時に現れたその姿に圧倒されつつも、つけ鴨汁300円(鴨がゴージャスに入ってとても美味しかったのに、写真がない。あぁ〜残念)と、つけけんちん汁300円をいただいて、夢中になってガッツリ手繰る。一応普通に辛汁が付いてはくるが、山形の蕎麦の醍醐味でもあるつけ汁を、別にオーダーするのもお勧めということで。
蕎麦は、武骨な太打ちを想像していたが、さにあらず。
つけけんちん汁
肉そば(蔵王冷やし地鶏蕎麦)730円
※写真は、取り分け後〜だいたい1/3人前
以前、教えてもらった蘊蓄を垂れれば…山形では、肉と言ったら「鶏」だそうで、元々は卵を産めなくなった廃鶏肉の活用で、昭和20年代後半に生まれた山形ではお馴染のメニューらしい。
もぅ相当にお腹がいっぱいのはずなのだが、さっぱりとした冷たい掛け蕎麦は、これまた別腹?ということで、ペロッと美味しくいただいた。麺は、やや平打ちぎみ、ちょっと太めで、ほんのり優しい甘汁によくからむ。
実は過日、愚直庵で予習を行っていたので、どれも見覚えのあるお料理であった。
そして、こちらのお店では、新メニューを含め、京橋時代から復活した品書きの種類も、どんどん増えているらしい。上で紹介した値段などは、たびたび書き直した跡のあるものもあり、参考程度ということで、実際はお店に行ってのお楽しみと願いたい。
どんどんオーダーしても良心的な値段設定であるし、又更に中休みの無い営業時間ということで、特にこのご時世、銀座では是非押さえておきたい店だ。
■住所中央区銀座3-8-15 アパ銀座中央ビルB1 ■電話03-3535-9410■営業時間11:00〜L.O.22:00■定休日土曜・日曜・祝日■アクセス 東京メトロ 銀座駅徒歩3分/東銀座駅徒歩3分/銀座一丁目駅徒歩5分
2006年7月8日ブログ内
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