2010年11月29日

番外編 小麦の石臼手挽き

江戸ソバリエ石臼の会は、蕎麦の愛好者の会だ。会員の私も、いつも蕎麦の事ばかりを考えている。でも今回は、たまたま親せき筋?にあたる石臼挽き手打ち饂飩体験に参加した。


都内某区の文化財係が、ある文化財屋敷の庭の畑を使って育てたコムギを、石臼を使って製粉し、饂飩を打つ体験教室を開くという。その畑では夏〜秋の間にソバを育て、冬〜初夏にかけてコムギを育てているらしく、土作りから種蒔、雑草取りも含めて、収穫までの全てをボランティアが請け負い、その収穫を活用する企画だ。



今回募集の製粉と製麺は、土日2日間であるが、朝から夕方まで時間が確保されており、お誘いの文章がなんだか本気のよう。“とことん石臼を挽く”らしい。


資料館石臼説明2.jpg実は最近の私は、なんだか石臼の目立てが見てみたい気分なのだ。石臼をひっくり返して裏側を見てみたい衝動にかられる。どんな石臼でどんなソバ粉という関係が、私にはまだよくわからないので、何がなんだか分からないまま、兎に角いろいろ見てみたいのだ。が、普通は、自家製粉のお店に行っても店の奥に置いてある石臼を触らせて頂けないし、ましてや、重たい上臼を持ちあげて見せてくれるなんてところは、極々少数。


だから、とことん石臼で手挽きするらしい今回のコムギの企画に興味がわいて、即参加することに。たぶん、ひっくり返して裏を覗く事ができるだろう。



で、すぐにチャンス到来ひっくり返した。
というか、隣のチームが目詰まりしきたから、「掃除しよう。開けてみよう」と言う時に、覗かせて貰った。

資料館の石臼.jpg
今回御目にかかった直系35cm程の石臼は、オーソドックスな6分画だ。写真では、良く分からないようだけれど、かなり大胆な彫りで、溝が深く8mm1pあるところも。その溝は横から見ればこんな形 凵 。溝の幅も8mmくらい。とにかく豪快というか、大胆というか、武骨な感じ。今まで私が見たものは、V字型の溝で、右の傾斜と左の傾斜の角度が違っていたり…だったので、始めてみるタイプ。


主催者に、どこで手に入れた石臼か、石の種類やこの豪快な目立ての狙いを聞く。「…」コムギの品種を聞く「…」う〜〜ん、モバQ返事がない。ひたすら回せという。つたない私の知識では、コムギは挽く前に暫く水に浸して、殻を剥がれやすくすると思っていたのだが、米の袋に入ったコムギは、さらっさらに乾燥している。いいの?かな?

 やはり綺麗な粉になって出てくるものは少なく、殻と一緒にたっぷり白い胚芽部分が残っているフスマが、沢山でてくる。もったいないのでそれを二度挽きし、篩って使うという。なるほど。でも…。といいつつ20人の参加者と、半日頑張った。


コムギ色の肌という健康的に日焼けした肌の色を表現する言葉があるが、その通りの色。コムギ色の粉が出来上がった。触って見ると、粗くザラザラしている。


私にとってここまでがメインであったので、2日目の饂飩打ちは唯「打った」という事で、詳細は書かない。歴史的建造物の庭で、昔からの作物の栽培に主眼をおいている主催者側には、饂飩打ちの豊富な経験者が、ほとんどいないと言う具合だった。そしてこれが2度目の体験教室開催と言う話だ。昨年の蕎麦打ち体験では繋がらず大失敗だったと。「そりゃぁ〜ね。」
やっぱり饂飩の味は……厳しいもの…皆さまお疲れさまでした。



posted by 笑門来福 at 05:43| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 「雑記帳」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月27日

江戸川区役所前「そば処 やざわ」

飛び込みで入ったお店。日替わりランチや定食・丼物もあって、伺った昼は区役所の皆さん?で、30席はあろうかという店内が、大いに賑わっていた。夜も家族連れから、美味しい肴で一杯のオジサンまで幅広い客層で、皆が楽しめる居酒蕎麦屋風になり、これまた繁盛しているらしい。若女将によれば、「肴は、その日のおすすめもありますから、声を掛けて下さい。」と、元気がいい。大女将の雰囲気も、シャキシャキと気持ちが良く、ちょっと下町寿司屋風?にも感じられる。流石この御時世でも活気のある店とは、こういうものかと感心した。



そんな母娘の言葉を聞いたせいか、風情がどうも蕎麦屋というよりはぁ…寿司屋?或いは料理屋風だなぁ?などと思って、店内を観察していて思い出した。確かこちらのご主人は、休日に自分で釣った魚を美味しい肴にして店に出している…つまり、釣果によっては天然ものの珍しいご馳走にもありつける店として、のブログに載っていたお店だ。ブログには、しま鯵、ウマズラハギやカサゴの写真もでていていたし、品書きにも、ヒラメの昆布締めや刺身盛り合わせ、鮪山かけの文字も見えていた。この日、カウンター内で手際よく天ぷらを揚げていた2代目は、魚問屋で修業をしたとも。あぁ〜なるほど。豪快に並んだボトルの数々も合点がゆくと言うもの。こりゃぁ〜飲兵衛には堪らない、危ないお店だ。御近所にあったらいいなぁ…でも通っちゃいそうで危ないなぁ。



ということで、秘密情報(てな、ハズはないけれど)として、店主さんは店の休業日日曜に釣りに出かけるので、月曜の肴が狙い目らしい。


蕎麦
店に飛び込んだ時、ほぼ満席だった。昼食時間が限られていたこともあり、ササッと手繰れるようにと、腰をおろすなりすぐ「せいろ」¥600.−をお願いした。待つ間、品書きを眺めまわし、店内を眺めまわし、「あれ?ひょっとして?」と、店のことにいろいろ思い至った。うわぁ〜それならばと、季節の天ぷらを追加しようかどうか迷い始める。が、決断できない程、あっという間に、せいろは運ばれて来た。


 やざわせいろ.jpg  


キュッとしまった細打ち。辛汁は、意外にも軽め。
薬味に山葵、そして葱にトッピングされた柚子片が珍しい。



 


やざわ笊.jpg


ご一緒した御婦人の「のりかけせいろ」¥750.-
こちらの薬味には、柚子片がない。






やざわ天ぷらそば.jpg



ご一緒した殿方の天ざる蕎麦¥1480.-の薬味には、柚子片あり。
カラッと揚がった天ぷらが美味しそう。
辛汁と天つゆがつく。




蕎麦が運ばれると同時に、御盆に蕎麦湯が乗ってくる。



■住所江戸川区松島1-41-23 ■電話03-3651-5451■定休日■営業時間11:3014:30 / 夜(平日) 17:3022:00 、(土・祝) 17:3021:00 ■アクセスJR総武本線 新小岩駅から都営バス新小21或いは、新小22系統バス10分、「江戸川区区役所前」下車すぐ



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posted by 笑門来福 at 21:05| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ⇒江戸川・葛飾・江東区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月23日

西麻布「祈年 手打茶寮」


蕎麦前
  
冷たい雨が降る夕方。とてもとても寒い日だったので、カウンターに腰かけるなり「熱燗お願いします」と。まだ慣れないお店に一人で伺う時は、いきなり熱燗とは言い辛いのだけれど、二・三遣り取りをさせて頂いて、こちらのお店の御主人が、とても親しみやすく親切だと知っているので、遠慮なくついつい第一声から「熱燗っ!」と。

やおら品書きを眺めて…じゅんさい(煎り酒醤油)600円をお願いする事に。

神田藪じゅさい蕎麦は、確か夏の季節メニューだったような気がするから…じゅんさいは、夏の物だと思っていたのだけれど、今、こうして品書きにあるということは、貯蔵されたものなのかな? ともあれ、つるんとした食感が好きな、私のご馳走だ。少し酸味のある煎り醤油を掛けて頂いた。



じゅんさいと厚揚げ.jpg

手前が、じゅんさい 奥が厚揚げ。
写真の撮り方が悪く、お皿の大きさが実際と反対に感じられる。
右手前は熱燗の猪口
 

それから、揚げたて厚揚げ600円も。
私は豆腐の類が大好きで、まず朝の豆乳コップ1杯に始まって、納豆やら豆腐やら、必ず毎日何かしらの豆類、豆腐製品・料理を食べる。厚揚げは、ご近所の豆腐屋さんで買った物を、ジワッと網で焼き、ふっくら熱々になったなら、生姜醤油や七色や、時に大根おろしや鰹節を掛けて食べる大好物だ。でも思えば、豆腐から自分で揚げた事はなかった。豆腐を揚げる時は衣を付けて、揚げだし豆腐としてしまう。

何を隠そう石臼の会「八王子蕎麦打ち会」でのもぅ一つの楽しみは、道場隣の「うかい亭」で汲み上げ豆腐を買って帰れる事と、その時にあれば貰える 新鮮でまだ熱々のオカラだ。

まっ、そんなことは、どうでも良いのに、何故こんなことを書いたかと言えば、ここでいただいた「揚げたての厚揚げ」が、とってもとっても美味しかったという事。熱々にぷっくり揚がったそれは、外側がカリッとして、中がふわっふわ。
美味しいっ、熱燗もすすむぅ。
こんなに美味しいなら、家でも作ろう!と。上手にできるだろうか?




蕎麦
 
あと、もぅ一合熱燗を飲もうか…さんざん迷った挙句、そして更に、きのこ汁せいろ1500円とも散々迷った末、天ぷらそば(関東風)1700円をお願いする。


こちらのお店の関東風天ぷら蕎麦は、濃口のかけ汁を張った中に、海老の天ぷらを2本入れてくれる。お汁を吸った天ぷらの衣と、油でコクの増したお汁が魅力だ。

薬味は、やげん堀の七色とねぎ。


天麩羅蕎麦関東風.jpg


そして、次の機会に食べてみたい関西風の天ぷら蕎麦は、かけ汁が薄口で、天ぷらは別のお皿に盛って供されるそうだ。
どちらの天ぷら蕎麦も、生粉打ち(十割)だが、熱い汁に蕎麦がヘたれないように、冷たい蕎麦とは粉の挽き方を少々違えていて、微分も混ぜると教えてくださった。



最後に少し蕎麦湯もいただいて、体もすっかり温まった。心も体もホッカホカでお店を後にする。ごちそうさまでした。






■住所港区西麻布1-15-9ラ・アルタ1F■電話03-6447-2308■営業時昼:土、日、祝のみ11:3015:0014:30ラストオーダー)/夜:18:0024:0023:15ラストオーダー)※日、祝は22:00まで(21:30ラストオーダー)■定休日月曜(ただし休日の場合は翌日)毎月25日の夜(ただし土日の場合は直前の金曜日の夜) ■アクセス  東京メトロ千代田線 乃木坂駅 5番出口 徒歩8分、日比谷線・大江戸線 六本木駅 2番出口 徒歩12分


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2010年11月22日

駒込「玉江」

 一日一組のみを限定的に受け入れる店であるから、予約受付してもらっても、1〜2年先に順番が回ってくるような処である。前回伺って、次は是非、夜ゆっくり蕎麦前からコースで…と切望してはいたが、その実、なかなか機会は巡ってこないのかなぁ、とも思っていた。


 そんな私に、こちらで集まりを予定していたT先生が「よかったら、どうぞ。」と、お声掛けくださった。私のような半端者が、大切な集まりにご一緒させて頂いて良いのか…と、少々怖気たのだが、「蕎麦の集まりだし、大丈夫ですよ。よかったら。」と優しい笑顔でかえして下さったので、お言葉に甘えてしまうことに。 


蕎麦前
まず、店主Nさんが出ていらして、「部屋の冷蔵庫の中にある酒を、自由に選んで飲んでください」と言う。空き瓶を数えて、それを酒代とするからと。料金表を見ると、普通の酒屋さんで買うよりも安い値段のようだ。はて、どうなっているの???と思っていると、あっという間に背後で、ビール(ハートランドとキリン一番搾り)の栓が、ポンポンポン ポンポンポンと開く音がする。



 四の五の言わずに、まず乾杯というわけだ。よぉ〜〜く冷えた錫のカップに、これまた良く冷えたハートランドをなみなみと注ぎ、初めて御目にかかる皆さまにも、グラスを合わせていただいた。段位認定で、この度4段になった方の嬉しいニュースも聞け、ムードはすっかり祝い酒。


テーブルには、日付と名前を入れた本日の「御献立」が用意されていた。この蕎麦づくしのコースは、5,500円/1人(税込み・酒代別)。店内を独占し、ご主人を独占し、秘密の場所でゆっくりと蕎麦づくしの値段としては、お得感がある。



一、焼きみそ

一口舐めて「あぁ〜美味しい」とニンマリし…気が付いたら、もぅ全てお腹の中に。あぁ〜だから、写真がない。
杓文字の上で、こんがり香ばしく焼き色のつけられたそれは、仄かな甘みの西京味噌ベース。薄緑色をした丸抜きの粒々が美しく、ほんのり柚子の香り。


101110駒込「玉江」そばサラダ.jpg
二.そばサラダ

「下からグルッと混ぜてから召し上がってください。」と、供された大皿には、ソバ スプラウトの赤い茎・緑の葉、晒した真っ白な玉ねぎが鮮やかで、サクサクっとした揚げ蕎麦の食感との対比も楽しい。


   



駒込「玉江」焙りわかめ&ほいろ.jpg
三、焙炉(板わかめ)

 
前回頂いて、すっかりこれに嵌ってしまった私は、この板わかめそっくりの物を日本橋島根館(アンテナショップ)でチラリと目にした事を思い出し、即 飛んで行った。その晩、夫に自慢顔で出してみたのだが、何故かほんのちょっと微妙〜〜に違っていた。理由はこの焙炉にあると直ぐに思い当たる。ほんのり温まりパリッパリになって、美味しさが倍増するのだ。この大きな焙炉は、根津「鷹匠」にもある。そしてなんと、T先生のお宅にもあるそうだ。
潮の香り、少し厚めでパリッと砕ける食感、海藻の持つ旨みがじんわり。

 うぅ〜日本酒に合うぅ〜〜っ。
と思ったいたら、あれ?いつの間にか、出羽桜・純米「一耕」、久保田「千寿」、八海山・本醸造「なんだったけ?」の瓶がドドドンと開けられて、冷蔵庫の横に空き瓶が並んでいるではないかっ。み・み・皆さん…凄いのである。


駒込「玉江」そばクレープ .jpg
四、そばクレープ

これは前回もついつい手が伸びて、パクパクと皆があっという間に平らげてしまったものだ。北京ダック風に、そばのクレープで具材を包み込んで食べる。美味しい肉味噌がポイントである。ボリュームもあるし、それぞれの食感も楽しめるし、自分なりに包むのも楽しいし、ちょっとした集まりの時用に是非真似たい品書きだ。



 

101110駒込「玉江」早そば.jpg 

五、早そば

 麺の形の蕎麦切りに仕立てられない忙しい時には、ちゃちゃっと蕎麦掻きを作って、汁を掛けて食べる。信州の「早そば」が有名であるが、ソバの採れる地方では、違う呼び名であってもどこにも似たような郷土料理がある。その季節その季節できのこ類を入れたり…直ぐに作れる身近な食材で、バラエティー豊かに食べられる。
 こちらのお店では、細切りの大根 山葵 青ねぎ 刻みのり。


  101110駒込「玉江」鴨の南蛮漬け.jpg


六、鴨の南蛮漬け

 鴨には、やっぱり葱。少し酸味のある漬け汁が、お酒のあてにも良い。この一皿は、4人前。


 



101110駒込「玉江」そば法度.jpg
七、そば法度

 そば法度には、その名の由来が諸説あって、共通するのは“特別な美味しい食べ物で、日常食ではないぞ”というところ。この日ご店主に説明して頂いたのは、南部藩のお殿様が、その美味しさに、「こんな贅沢なものを庶民が食べるのは、けしからん」と御法度にしたということ。

こちらのお店では、幅広の短冊状に切った蕎麦帯と、大根 人参 シメジや里芋などを優しく煮てお汁でいただくもの。ほぉ〜〜っ、とため息がでるような優しいお味。

似たような「法度」呼び名のでてくるソバ料理のことを、ある日のたけじんさんは、このブログにこう書いている〜〜パンフレットの一品に,はっと気になるそば餅「はっと」なるものがあった。メニューにはなかったが,注文すると作ってくれた。パンフレットによると「はっとは,そば粉とモチ米粉を混ぜ,こねて練り,じゅうねん(荏胡麻やきな粉)をまぶしたもの,そのおいしさから,普段は「法度」,振る舞いの日だけは料理をしても良いことからきている名称らしい。〜〜





101110駒込「玉江」蕎麦掻き揚げ.jpg
 八、そば掻き揚げ

蕎麦掻きを、スプーンですくって油に落とし、カラッと揚げたものに、大根おろしをたっぷりと添え、2種類の葱を散らしてある。ちょっとお汁を掛けていただく。
とっても美味しくって、家でも作ってみたい一品だ。「熱い熱い、ハフハフ、アクイ…」と言いながら、皆で揚げる前の蕎麦掻きの柔らかさ具合を話題にする。


  101110駒込「玉江」なすのそばみそ掛.jpg


九、なすのそばみそ掛

茄子と味噌の相性は、抜群。ソバの抜き身をトッピングしたところが、蕎麦屋の肴。



 




蕎麦



 

十、せいろそば 二種二枚
  (北海道産ほろみのり・新潟魚沼産とよむすめ)

この日集まったメンバーが、そのぉ何と言うか…つまり、蕎麦打ちの大御所が何人もいる訳だから、それで、ご店主ともその関係で、もぅずぅ〜〜〜と前から顔なじみの方々の集まりなものだから、ご店主の蕎麦に対する説明も、いきなりとてもマニアックなものになる。

駒込「玉江」せいろ.JPG普通だったら恐らく、「次は、〆蕎麦です」くらいで出せば良いのだろうが、どこどこの誰さんが、○○さん由来で○○品種をあんな風に育てて、だからこれこれこんな風に挽いて、○○メッシュで、こうやった。で、あ〜してこ〜して、今回はこう打った。などと、玄ソバを手に取りながら、皆で顔を突き合わせて云々する。

 

力不足ながらも今日の会に、おまけのように混ぜて貰った私にとっては、とても楽しく勉強になるのだけれど、ブログ記事にする為にフッと冷静になり後から考えると、ちょっと特別な風景だったかも。



どちらの品種も細打ち。
薬味は、ねぎと大根おろし。そして、辛汁と藻塩。


 


駒込「玉江」レモンリキュールジュレ.jpg
十一、デザート

前回も頂いたレモンリキュール・ジュレ。爽やかなレモンの酸味とほんのり苦味のあるジュレに、韃靼ソバの実がパラパラっとトッピングされている。お腹一杯でも、この爽やかさに…「美味しいっ!さっぱりするぅ。」「別腹ぁ〜。」と、皆さん最後まで残分に楽しんだ。

 ごちそうさまでした。
そして、皆さま、お邪魔しました。



■住所文京区本駒込5-34-6 ■電話そば工房03-5814-0955/予約専用03-5814-0977/事務局03-3828-0654 ■営業時間は、完全予約制である為に、概ねお昼の時間〜夜の時間までをご相談にて。■定休日不定 ■アクセスJR駒込駅 東口 徒歩9分、東京メトロ南北線 駒込駅 徒歩10

■蕎麦打ち体験教室完全予約制  材料費共3500
二八のそばを5人分打って持ち帰り。試食もできる。

■手打ち蕎麦用具販売 こね鉢 麺棒 のし板 小間板 切り板 包丁 ブラシ その他 オリジナル製品を製作。特に麺棒は、吟味した木材を十分に天然乾燥をして加工したものを取りそろえている。


   次項有ブログ内、前回2010年10月6記事



posted by 笑門来福 at 15:20| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ⇒文京・墨田・台東区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月07日

小学生蕎麦打ち体験

時々、子供達の体験プログラムのお手伝いに、都内某小学校に伺う。この小学校では、数年前に土曜日が休日になった時に「土曜チャレンジ教室」と銘打って、地域の大人や、PTAサークル会員などをボランティア講師に迎え、英語や漢字の教室、囲碁将棋・折り紙などの昔遊び、陶芸や生け花などのプログラムを、毎週土曜日運営している。時には、はぜ釣り教室、紙飛行機作り、ペットボトルロケット作り、そして蕎麦打ちなどもあり、この日は私としてはイレギュラーな、蕎麦打ち体験プログラムのお手伝いだ。



社会科家庭科教本 .jpg

関連テキストも用意されていた。
「めん」と書かれた表紙に「小学校社会科・家庭科・総合副読本」とある。チラリとめくって見たら、日本各地の「郷土に伝わるめん料理」が、地図と写真を用いて紹介されていた。
どの麺料理も美味しそう。


蕎麦打ちがまだまだ下手糞な私の分担は、道具の準備や包丁を扱う時の安全確保、子供達の誘導など、会場整備?というかぁ交通整理的なもので、直接子供達と接することのできる楽しい役回り。まぁ〜他のプログラムのお手伝いの時のように、いたって気楽に構えて子供達と戯れていると、会場に某撮影クルーが入ってきた。「…?」「聞いてないよぉ…(ちゃんとお化粧してくればよかった。じゃなかった)学校に許可はとってあるのだろうか?」状態である。後から、様子を見にやってきた校長先生の話によれば、この度の撮影の申し出にOKをだしているとのことであった。


子供達の発想の豊かさ、チャレンジする時の真剣な眼差しや、丸っこい小さな手で一生懸命作業する様子は、とてもとても可愛らしく、見ている大人も思わず頬が緩み、なんだか元気を貰える。この可愛らしさやこの瞬間を、何かの記録に残しておきたい気持にはなっていたけれど、いつも私は、どの体験コーナーでも、子供達の写真を撮る事はしなかった。今回は、たまたまこういった事情で、ある程度の諸情報の公開もOKとなったので、たった一回のチャンスとばかりに便乗して、初めてほんの少しブログ記事としてしまうことにする。



     

デモ打ち、直ぐに実習
       子供達の持ち物は、エプロン 三角巾(バンダナなどの大判ハンカチ)それから、出来上がった蕎麦を持ちかえるための容器(タッパーウェア―など)。手を綺麗に洗った子供から、身支度を整えてデモ打ちのテーブルの周りに集まる。

土曜チャレンジ蕎麦打ち体験 取材風景.jpg
 一番緊張しているのは、デモ打ちを披露する人。次に、撮影クルー。当の子供達は、調理実習スタイルに戸惑うこともなく、前のめりになって覗きこみ、皆ニコニコしている。また、この日が、3回目の蕎麦打ちチャレンジ教室受講と言う子もいたり、毎年私達と一緒に年越し蕎麦を打っている子もいたりで、余裕の表情もチラホラ。


 予め計量しておいたソバ粉と水の置いてあるテーブルへ。普段知っている手順が、妙に新鮮に感じられ、小さな手とセットになると道具が大きく重そうに感じる。

土曜チャレンジ蕎麦打ち体験篩う.jpg


見て、この一生懸命さっ!
この可愛いらしさっ!


 御存じの手順 水回し→捏ね→のし→切り で、太い麺あり、あまり細くない麺あり、短冊状ありの、ダイナミックな仕上がりで、どの子の蕎麦も美味しそうに出来上がった。




雑感
 この小学生蕎麦打ち体験で、手伝いメンバーとして一番大変なのは、会場である4階講堂まで蕎麦道具一式を運ぶことだ。平均年齢の上がったこの日のメンバーの中では、この私が!ヤンゲストだったりもしたものだから、嫌とは言えず…普段エレベーターに頼り切った生活をしている豊満な?肉体(毎日のようにダイエットを考えてはいますが…)で、頑張る。このちょっとした運動に息が上がるのだぁ。情けない。しかし、「今日のお昼ご飯に、家で食べるの」と張り切る子供達の屈託のない笑顔。「面白かった。」の声に、毎回毎回嬉しくなって、また呼んでもらうのを楽しみにしている。


足の速い子も遅い子も、算数の得意な子も ちょっと苦手な子も、歌の上手な子も そうでない子も、友達と仲良くできる子も 時々けんかをしてしまう子も、いろいろな体験を通して、いろいろな価値の物差しのある事を知ってほしい。小さな時は、世界が、家庭とクラスの中だけのような気がするかもしれないけれど、つまらないと感じる学校の勉強の延長に、大きな大きな広がりがあったり、学校の科目以外にもいろいろな勉強があって、いろいろな関係があって、いろいろな居場所がある。本当に”いろいろ”なんだ。近所のオジサン・オバサンも、子供達の成長がとてもとても頼もしく楽しみに感じているんだよぉ。楽しんで、ゆっくりしっかり大きくなっておくれ…と改めて、しみじみと思った次第。


 
posted by 笑門来福 at 16:40| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 「手学」蕎麦打ち&畑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする