2010年08月29日

‘10 麺産業展

「健康食が未来を拓く」をテーマとして掲げ、今年も以下の通り「麺産業展」が開催される。麺類店・中華店・飲食店の営業に関連する様々な商社が多数出展し、最新の商品・製品・情報に、触れることができる麺類の展示会だ。


  日 時:2010928日(火)〜30日(木)
      10001700
  会 場:東京ビックサイト西4ホール
      〒135-0063

  東京都江東区有明3-21-1

  入場料:1000

  主  催 :麺産業展実行委員会
     (社団法人日本麺類業団体連合会
      全国麺類生活衛生同業組合連合会
      東京都麺類協同組合
      東京都麺類生活衛生同業組合
      全国中華料理生活衛生同業組合連合会
      東京都中華料理生活衛生同業組合)


麺類組合・中華組合の各コーナーをはじめ、セミナーコーナー、Tシャツ販売コーナー、融資相談コーナーなどもある。

尚、第2回 大江戸そば打ち名人大会は、9月30日(木) 午前10:30〜午後 4 :00 、見るだけでも勉強になるっ。




ブログ内、麺産業展関連記事

次項有20071017日記事 ‘07めん産業展へ
次項有2008109日記事 鵜の会「大江戸庵」へ
次項有2009918日記事 ‘09麺産業展
次項有2009925日記事 そばうどん第39号へ



posted by 笑門来福 at 13:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「雑記帳」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月28日

NPO法人アジア麻薬・貧困撲滅協会

 NPO法人アジア麻薬・貧困撲滅協会「ソバ プロジェクト」の方とお会いする機会を得た。そこはホレ!いつものように?あちらこちらの関係者が“では良い機会なので”と言う事で、蕎麦が繋いでくれるご縁だ。
素敵な豪徳寺「あめこや」で、この日ご一緒した方々の活動を、ブログに少し書いておきたい。




麻薬・貧困撲滅
 この協会の詳細は、是非HPを隅から隅までズズズずいっと、しっかり読んでもらいたいのだけれど、ここでは少し端折って、

ミャンマー北東部の中国・雲南省と国境を接し、少数民族がひしめき住む地域で、ケシの栽培をソバに転換させる日本の海外援助プログラムだ。ケシ栽培は、辺境の貧しさに直結している。混乱が続くアフガニスタンもケシ栽培地、大麻もアジアの辺境に広がっている。この貧困からくる悪循環の一部を、冷涼な土地を好み、やせ地でも栽培できる“辺境の作物”ソバでなんとか構造転換しようということだ。理事長は、あの氏原暉男先生。




ミャンマーのそば
シャン高原オーガニックそばプロジェクトinミャンマーの方に教えて貰ったミャンマーの麺についての雑学を、少し…。


ミャンマーで食べている麺は、小麦粉で作るものも幾らかあるが、殆どは、米から作る麺「モンバッ」だ。「モンバッ」は、その太さによって呼び名がそれぞれちがう。(日本の小麦粉麺が太さによって、そうめん ひやむぎ うどん きしめんと呼ばれているのに似ているかな?)米粉麺でつくった代表的な麺「モンバッ」料理に、「ムヒンガー」がある。魚から出汁をとった汁と一緒に食べる。

 ※上の「ムヒンガー」の緑色文字の所をクリックすると、ネイティブの発音が聞けます。



ミャンマーでは、今まで殆どソバを食べてこなかったそうだ。でも、ソバという作物の呼び方は、パン ジョンという。パン(=花の意味)+ジョン(=麦の意味)という組み合わせは、我々のブログの左側背景に使っている世界いろいろな「ソバ」の文字表記の中にも、麦と合わせる辺り共通するものがありそうで面白い。




できること…!
 自給率が低いのに蕎麦食の大好きな日本人が、積極的にこの地域からソバを買うことは、麻薬・貧困撲滅の一助になる。まだまだ収量も少ないが、昨年度は103トンを日本向けに輸出した。ソバ好きの皆さま ソバの花ことば「あなたを救う」の通り、蕎麦のご縁で私たちにも何かできそうだ。どうかこのことを心の中に置いておいてください。 



  次項有ブログ内 豪徳寺「あめこや」訪問記事へ
   ※このNPOの方々とお会いした時に訪問したのが、過日の豪徳寺「あめこや」です。「あめこや」のご主人もミャンマーのソバについて興味をもってくださいました。その辺りの事も、書いてあります。
posted by 笑門来福 at 10:46| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「耳学」いろいろと薀蓄を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

豪徳寺「あめこや」

 ご近所ということで、ずっと「あめこや」を注目し度々通っていらした石臼の会Tさまからの、「どう?」というお誘いに、私が「待ってましたっ!」とホイホイ乗ってのこの度の初訪問だ。既に石臼の会ブログから「あめこや」さんのブログへ、黙ってリンクをしていたし、参加者に是非お会いしたい方がいらしたので、それはそれは嬉しい一日となった。



20069月にオープンした「あめこや」は、豪徳寺の駅から山下商店街に入り徒歩3分の立地。初めて訪れる人は、ここを直ぐには蕎麦屋と分からないのではないだろうか?「あめこや」の外見は、どうみたって蕎麦屋というよりほのぼの系珈琲屋さんである。


 お洒落で可愛らしい木枠ガラスごしに見える57平米の店内は、カウンターを混ぜても全部で20席ほど。この日は、その殆どを(除く我々)女性客が埋めていた。オープン一年ほどで自家製粉に切り替え、その時々にいろいろな産地のソバを提供している。この蕎麦の味は勿論のこと、ちょっと気の利いた創作肴と美味しいお酒(特に濃淳な日本酒!)、そして珈琲をゆったりと楽しめる店として評判だ。


 AMECOYA Blogによれば、素敵な店の名前の由来は、〜〜お店の壁は檜でできているのですが、木が年月が経って飴色に変わっていくように、私達のお店もじっくり飴色になるといいなぁという願いを込めて。最初は”あめいろや”にしようかと思っていたのですが、もう少し抽象的で色んな意味に取れるように”あめこや”という言葉をつくってみました。〜〜そしてまた、珈琲をだしているこちらの店らしく〜〜豆 + 粉(コーヒー豆と蕎麦粉) まめこな→→あめこや ってちょっと響きが似てませんか??2重にも3重にもイメージが膨らむよう 名づけた店名でもあります。〜〜ともあり、また同じような事がかかれているお店でいただいた「あめこやの店名の由来」にBとしてあげられているのが、豪徳寺の招き猫伝説を聞いて(井伊直孝が猫により寺の門内に導かれて雷の何を逃れたという伝説)「雨小屋」みたいなイメージも重ねた。〜〜と有った。こんな風に店名からして、若い夫婦が、一つずつ紡いでいく手作り感、温もりを感じるお店だ。



  この豪徳寺の伝説の事を、もっと知りたい人は、招福猫児の由来 へどうぞ。
あれ?笑門来福と親戚みたいな名前だなぁ。


   


蕎麦前
厨房を守る若いご主人は、懐石料理の修業を積んでおり、またご実家が、福島県双葉郡浪江町で100年以上続く酒蔵だということで、女将ともども日本酒に精通している。そんなことで、入れ替わり立ち替わり店に置かれる日本酒のラインナップが楽しく、蕎麦前がこれほどまでに充実しているのも、当たり前と言えば当たり前なのかもしれない。

だから、肴にいろいろ食べたい人は「おまかせのコース・3000円より」がお勧めだったそうなのだが…、我々は「出汁巻き玉子など幾種類かの料理は、数量限定です。」と聞いた途端、その奥久慈の新鮮な玉子3ヶを使った出汁巻き玉子・900円や、ゴーヤと鰻のだし巻き玉子・1200円などに先に目が眩んでしまい、慌てて注文。数量限定ものをアラカルトであれこれと気ままに。


 ゴーヤと鰻の出汁巻き玉子.jpg
まず、生ビール。
お通しには、可愛らしい盛り付けのだだ茶豆。
ふらふらあっ、写真がない。)

 ゴーヤと鰻のだし巻き玉子・1200円
薄くスライスしたゴーヤの歯ごたえも楽しく美味しい。
がく〜(落胆した顔)出汁巻き玉子の写真を撮り忘れましたぁ。鮮やかな黄色の甘〜い優しい出汁巻きでしたぁ。

 



 鳳凰美田 栃木(愛山・山廃特別純米生酒)800円。「AMECOYA Blog」によれば、もうはっきり言って、最高!素晴らしい!個人的に星5つ!山廃特有のクセは一切感じさせず、お米のやさしい〜〜旨みと甘みの溶け合った、エレガントな味わいを優雅に楽しめる、美酒降臨!ということだし、「私は栃木出身で、お勧めの酒は、コレです。」との元気なお言葉に従って、これをチョイス。
 

次なる日本酒は、田酒にいた辻村勝俊杜氏が岩手県宮古市で醸した、菱屋

幾種類かのお酒をお願いすると、酒器に小さな附箋を付けて酒名がわかるようにしてくれる心遣いが嬉しい。


岩牡蠣.jpg  

徳島産岩牡蠣 800円/1

のこり3個と言われて急いで買い占め?る。
もしかしたら全員に行きわたらないだろうと、箸を持って構える我々の迫力から察して?それぞれ半分に、ご主人が包丁を入れておいてくださった。
大〜きな岩牡蠣だったので、半分でも満足。ええぇ…良識を持ったいい大人として、ちゃんと譲り合って(牽制しあって?)仲良く頂きましたとも。
   



食べるラー油のポテトサラダ.jpg
 


ダッタン蕎麦の実入り ポテトサラダ 450円
食べるラー油で味付けされた、ちょっとボリューム感のある味のポテトサラダだ。  




蕎麦蕎麦汁、そして薬味
■     

本日の2種もり抜き実.jpg
2
種もり十割そば900円は、とてもお得感があった。どちらも吟味された美味しい十割蕎麦が、総量としてだいたい1.5人前位の分量。

最初にでた大野産(在来種)の方は、少しモチモチとした感じでのど越しに粘りがあり、優しい旨みの乗った蕎麦だ。2枚目の益子産(常陸秋ソバ)の元気で豊かな香りには、思わず「旨っ!」と言ってしまう。細打ちで申し分のない丁寧な仕上がり。供される順序も、納得。♪い〜幸せっ





福井在来.jpg
             
一枚目 福井・大野産(在来種)



益子常陸秋ソバ.jpg   
   2枚目 栃木・益子町産(常陸秋ソバ)



2
種もりの辛汁は、蕎麦屋の辛汁というよりは、和食系の穏やかな辛汁だ。少し前の情報だが、出汁は鹿枕崎の鰹節・利尻昆布・椎茸の“じく”を使っているらしい。薬味は、きっちり晒した ねぎ のみ。山葵は、注文時にお願いすると別料金(20円)で出してもらえる。

   
青さべっこう海苔.jpg


(冷)青さべっこう海苔そば 900円
べっこう海苔入りの熱いお汁に、蕎麦をつけていただく。Tさまが、いかにも嬉しそうな顔で黙々と手繰る姿が、目に焼きついてしまった。
 
あっ〜、辛み大根そば900円の写真を、もうやだ〜(悲しい顔)撮り忘れた。残念。





そして、タイミングよく出てきた蕎麦湯は、しっかり作り込んだトロ〜〜り濃度の濃いものであった。
満足ぅ〜〜ごちそうさまでした。






雑感
度々通っている石臼の会Tさまが、お店の人気の秘密を「開店前にあの打ち場で蕎麦を打っている様子を、何回も店の外から拝見しましたが、決して流麗な蕎麦打ちではないけれども、とても丁寧に打っているのが印象的で、「あめこや」の蕎麦の美味しさは、厳選されたソバだけではなく、全てに亘る丁寧な仕事が源ではないか」と、教えてくれた。



蕎麦好きに愛されているいくつもの手打ちのお店と、交流したりお互いにお店を訪れて食べ歩いてみたり、勉強し合っているのを漏れ聞いている。いろいろなアートや音楽、素敵なお店や食材、蕎麦や蕎麦前、運営の仕方など、あちこちにアンテナを延ばして吸収し、そして自分達の形にして表現しているのだ。



ということで、この日ご一緒したNPO法人アジア麻薬・貧困撲滅協会「ソバ プロジェクト」の方が、ご店主にのミャンマーのソバの話をチラっとしたら、研究熱心なご主人が、興味を持って下さった。今までも日本全国のいろいろな産地のお蕎麦を打っているし、もともと産地の違いを受け入れ楽しむ用意ができているようだ。若いに似合わず?(若いからこそ?)とても頼もしい打ち手ぶりに、ほれぼれ。お店の支持者が増えるわけだなぁ〜と、納得する。近所にあったら間違いなく、その「日本酒+蕎麦」に嵌り込み、通ってしまう危ないっ!店だ。 



そしてそれから、大繁盛のお店を切り盛りする若い元気な女将のご実家は、お寿司屋さんだそうだ。なるほどぉ、気持ちの良い積極的な接客ができるように生まれついているのか。前出のNPO法人アジア麻薬・貧困撲滅協会「ソバ プロジェクト」の活動を広げたい同行者が、盛んに「あぁ〜仲間にスカウトしたい」と漏らすが、そうもゆくまい。ともあれ、大繁盛、少人数(店主ご夫妻+α)で商っているから、予約だけでもぅ〜いっぱいいっぱい、満席になる日もしばしば。訪問の予定が決まっていれば、早めの予約をお勧めする。団体は、最大8名までとのこと。





麻薬・貧困撲滅
NPO法人アジア麻薬・貧困撲滅協会「ソバ プロジェクト」のことを、別建てのページにチラリとご紹介する。我々ソバ好きにも、できることがありそうだ。是非是非、こちらの記事と合わせて読んで頂ければ幸いだ。


  次項有ブログ内NPO法人「アジア麻薬・貧困撲滅協会」記事へ 





■住所
 世田谷区豪徳寺1-46-14海倖マンション1F ■電話 03-3439-3602  ■営業時間 17:0023:00 ※土日(除く祝日)限定でランチ営業中12:0014:30(ラストオーダーは14時まで)蕎麦売り切れしだい閉店 ■定休日 月曜日・第一火曜日 ■アクセス 小田急小田原線豪徳寺駅 徒歩3分/東急世田谷線 山下駅 徒歩4分




お店のHP
※団体さん予約・混雑状況が、チェックできる。 



お店のブログ
※いつでもこのブログの右側「気になるお蕎麦屋さんのブログ→AMECOYA Blog」からリンクがつながっている。マメに日本酒の入荷状況が更新されており、便利。番長?の元気な文章も面白い。



posted by 笑門来福 at 10:34| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 中野・杉並・世田谷区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月27日

休日の蕎麦と温泉めぐり
埼玉・茨城・群馬・福島



休日の蕎麦と温泉巡り.jpg
 


編集:そば遊楽隊
協力:江戸ソバリエ協会
定価:1300
判型:A5
刊行:幹書房 201096


埼玉・茨城・群馬・栃木・福島の主要書店にて販売しておりますが、ご購入はこちらでもバッド(下向き矢印)

幹書房注文フォームへ






「茨城のうまい蕎麦84選」を編集した石臼の会長坂利之さんら、江戸ソバリエ有志でつくった「そば遊楽隊」のメンバーが編集しました。 

この“そば遊楽隊”が厳選した蕎麦処69店&温泉58湯、そばの産地と温泉地が多いエリア北関東+福島。そば店とその近辺にある魅力的な温泉がセットで紹介されています。2006年刊行の同書に福島を加えての改訂版で、巻末に前回掲載店情報も紹介があります。


 ●ほしひかるさんのコラム「戸隠そば祭り」も、掲載されています。
 ●石臼の会会員の店 埼玉県 小川町「田舎蕎 里山」も掲載されています。


   
 次項有 石臼の会会員の店リストへ

posted by 笑門来福 at 10:53| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月18日

2010江戸神田蕎麦つゆ比べ

恒例となったつゆ比べ。今年も「江戸神田蕎麦(そば)の会」が企画し、蕎麦屋18店のつゆが集結する。

  日時:93日(金)18時〜
  場所:神田 出世不動通り 浅野屋本店
     千代田区内神田2--

     北海道産新そば せいろ 500円
     自分で選んだ店舗のつゆにつけて食べる
     〜つゆ100円(1店分)
     限定250食、売り切れ御免!

     18店舗蕎麦猪口.jpg


 
参加店舗:
かんだ やぶそば /神保町 満留賀静邨/猿楽町 浅野屋
佐久間町 山茂登 /松永町 朝日屋  /小川町 やぶ仙
神田 尾張屋   /司町 米むら   /内神田 浅野屋本店
神保町 満留賀  /神田錦町 更科  /神田 丸屋
猿楽町 松翁   /神保町 柳屋   /神田橋 山茂登
岩本町 浅野屋  /専大前 満留賀  /神田 まつや

つゆ比べについての問い合わせは、
        江戸神田蕎麦の会
        会長「神田錦町 更科」堀井市朗さん
        電話03(3294)3669




  exclamationおとな縁日には、他にもいろいろなイベントがあります。
    2010831日(火)〜94日(土)
    主催・出世不動通り商店会
    後援・千代田区観光協会
    千代田区観光協会HP 「神田技芸祭り10」のページへ



posted by 笑門来福 at 13:40| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 千代田・中央・港区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月16日

蕎麦粒山

以前 たまたま見つけてしまい気にしてまして、少し 調べました。『蕎麦粒山』
蕎麦の実の形ように 三角垂の山なんですかね・・・。
いつごろから「蕎麦粒山」 なんて 名前がつけられたのでしょう・・・。
 


■蕎麦粒山


@ 蕎麦粒山(1493b)
東京都・埼玉県・秩父 名栗渓谷の上 


A 蕎麦粒山(1071.7b)
長野県・鬼無里村(きなさむら)白馬村と戸隠村の間
※山名の由来 蕎麦粒はブナの実の呼び名で 山の形がそれに似ているからと言われている。(地元の方)
 

B 蕎麦粒山(1627.1b)
静岡県・寸又峡そば (大井川鉄道)
 

C蕎麦粒山(1.297b)
(そむぎやま)と読む
岐阜県 鋭い峰は蕎麦の実にあやかっての付けられたとか・・・、東に小蕎麦粒山 西に蕎麦粒山。
また ある学校の校歌に「蕎麦粒の山・・・」と歌われほど 岐阜県の蕎麦粒山は 地元の学校の校歌にも登場するほど親しまれている山、 学校の登山でも しばしば行かれていたとか・・・。
 




その他 蕎麦ソバがつく山



D蕎麦角山(1222b)
岐阜県北部(そばかどやま) 周囲の展望はまったく望めない、山頂近くには 戦国期に山城「忍城」(しのぶじょう)という お城があった。南面途中縦の空堀がある。
 


E蕎麦粒岳(2.320b)
長野県 


Fソバカド山(1.460b)
山梨県 


G蕎麦ケ岳(566.9b)
山口県 遠くから見ると頂上が ソバの実に似ているところから この名が付けられた。
頂上からは 360度すばらしい景観が広がり 瀬戸内海をはじめ 遠くは九州が眺望できる。


                                興味津々
ラベル:蕎麦
posted by 石臼の会会員 at 22:02| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | ■「耳学」いろいろと薀蓄を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月15日

第5回鎌倉観蛍蕎麦会の報告

今年もこの場所で蛍を見ようということになり、鎌倉観蛍蕎麦会が7月19日(祝)、有志11名が集まり開かれました。
蛍の乱舞こそ見られませんでしたが、蛍は健在で、楽しく蕎麦を頂きました。
CIMG1792a.jpgCIMG1823a.jpg
蛍のいる湿地の「萱草(かんぞう)」も元気、西立川の萱草庵のM氏も初対面をすることができました!
CIMG1776a.jpgCIMG1777a.jpg
そうそう、メインの蕎麦打ちはM氏にお願いしました。毎日打っているのにここでも打たせちゃってごめんなさい!!
posted by highland at 02:13| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) |  他所で蕎麦打ち会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月14日

ほしひかるの蕎麦談義

毎月10日・25日に更新されるフードボイス内「ほしひかるの蕎麦談義」を楽しみにしている。  

その中でも、シリーズとして今後も掲載されるらしい“江戸ソバリエ誕生”にまつわるいろいろな蕎麦談義は、江戸ソバリエの仲間だけでなく、他の方にも読んでもらいたいなぁ〜と、私が個人的に思うところだ。


  というのは、
もぅ1年以上も前になるが、某サイト(その頃は、幾人かの知人が「日本酒」や「ロック」について書いていたので、本家の紙の雑誌よりもweb版を贔屓にして頻繁に覗いていた)に、蕎麦ライターおすすめの蕎麦屋情報と蕎麦にまつわる「レアな」蘊蓄話を語る“という「蕎麦屋めぐり」のコーナーがあり、そこで「ソバリエ」とは何ぞや。…”という文章を読んだことに始まる…。


  「蕎麦屋めぐり」のその日の記事には、江戸ソバリエについて、認定された人間の認識と隔たりがあるというか、どうも誤解があると思った。肩書き?に「蕎麦ライター」とある方が、つまり蕎麦好き仲間とも言える方が、こんな風に思っていらっしゃると言うことは、他にもあちらこちらで誤解が増殖しているのかもしれない…と、気にかかった。私は江戸ソバリエになって、蕎麦のように細く長〜く繋がった仲間に、蕎麦のことや他の特技を教えてもらったり、別分野のスペシャリストを紹介してもらったり、飛躍的に交流が広がった。「蕎麦は人を繋ぐ」の言葉の通り、こうして勉強し楽しめることが、私の喜びである。


  だから誤解が解けるよう私は、一層襟を正して蕎麦を楽しむ事として、同時に「ほしひかるの蕎麦談義」のようなところで、折に触れて“江戸ソバリエって何?”というようなことが文章となることが、とても嬉しい。

ということで、よろしければ是非「ほしひかるの蕎麦談義」を、読んでください。




いつでも、このブログの右側にある
ほしひかる蕎麦談義.jpgから、リンクされています。

posted by 笑門来福 at 10:45| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月10日

ソバ博士のそば講座2010開講

今年も蓼科のそば研究センターにて「ソバ博士のそば講座」が始まりました。テーマは『今年は畑でソバ講座』。遊休農地でソバ栽培に取り組む農家と一緒に、栽培にチャレンジしようということです。


氏原先生播種の説明.jpg



今回は「種まき」。まず、資料館にて、氏原暉男先生が播種の方法を解説。






種蒔様子.jpg



畑に移動して、炎天下のもと、キタワセソバの種子を手播きしました。播いたのは、熱中症の心配から10畝を20mほどに留め、あとは機械にお願いすることとなりました。





大西先生説明.jpg

このあと、
そば研究センターに戻り、付属する「そば植物園」で、大西近江先生より開花したソバ数種(ソバ、野生ソバ、ダッタンソバ、野生ダッタンソバなど)について説明を受けました。ただし、今年は種播き後直後にシカが畑に入り、一部、ソバが生えていない個所がありました。





懇親会.jpg



そのまま、そば植物園の庭で、一日お付き合い下さいました俣野敏子先生も交え、冷えた麦茶とスイカ・キュウリ・トマト・トウモロコシなどで懇親会。




解散後は、Tさん、Fさんとともに、本日の指導をして下さった小平忠義さんのお店「八ヶ岳岳麓蕎麦園」(茅野市湖東2996 TEL0266-76-3626)を訪問。製粉行程を見学するとともに、グリーン色が際立つ挽きたての夏新そばを土産に帰途につきました。



なお、次回のソバ博士のそば講座は、10月16日頃、収穫の時期に開催される見込みです。(m)

赤そばサイズダウン.jpg
   八ヶ岳岳麓蕎麦園前の赤ソバ



    次項有ブログ内関連記事 
   2010年7月5日「ソバ博士のそば講座2010」今年は畑でソバ講座 へ



posted by 石臼の会会員 at 17:44| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ■「手学」蕎麦打ち&畑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月03日

「蕎麦春秋」Vol.14

Vol14蕎麦春秋.jpg 






リベラルタイム
2010726日号
500円税込









 「蕎麦春秋」Vol.14 今号から、始まった新連載「暖簾めぐり」。第一弾は、「長寿庵」である。しばしば「長寿庵系」という言葉で言い表される日本最大(現在223店舗だそうだ)の蕎麦屋のれん会「長寿庵」のことを、今の状況をきちんと調べて書いたものが、大変少なかった。今まで散見された資料や文章は、10年以上前のものだったり、その歴史の全体像を見ずに書いたものが多かった。ということで、筆者 ほし ひかる さん(江戸ソバリエ認定委員)は、原稿依頼を受けるにあたって、創業者生誕の地へ赴いたり、系図を追ったり、その時代時代の事柄を、まず検証する事から始めたと聞く。つまり、きちんと裏をとって?書かれた「長寿庵」物語である。挿入された「長寿庵のれん会」4会派の系統図も、分かりやすく有難い。老舗などの歴史に興味のある方には、嬉しい新連載の登場ではないだろうか。



 また、特集は、片山虎之介さんの 鉄道で訪ねた 悠久の出雲蕎麦。
野趣溢れる「黒蕎麦」と、上品な「割子」。二律背反を調和させた「神々の蕎麦」の歴史と精神を旅する――出雲大社の門前蕎麦屋「荒木屋」、駅舎が蕎麦屋「扇屋」、東京で味わう出雲蕎麦「日本橋元禄」「出雲そばいづ味」の、写真や文章も夜行寝台の旅気分を味わえ素敵だ。


 
posted by 笑門来福 at 06:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「脳学」レポート&著作物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月02日

第3回千葉県そば大学講座

7月31日(土)、千葉手打ち蕎麦の会主催「第3回千葉県そば大学講座」が開催された。酷暑の中、蕎麦フリーク168名が、日本大学生産工学部・津田沼キャンパスに集結し、統一テーマ「そばを科学する」に沿って、一日蕎麦講座に浸った。



蕎麦粉を科学する
       (有)黒子商事 黒子恭伸氏

 蕎麦粉の粒度分布などを科学的側面から講義する

黒子商事講座.jpg ソバ品種の話から、畑の状態、製粉の話まで、製粉のプロの話。ロール挽きの話が、面白かった。手打ちで趣味蕎麦を打つ人は、今まで見向きもしなかったであろう粉についての話しも、使い方によっては特性が生かせると聞き、面白そうだと興味がわいた。また、皆の好きな常陸秋ソバは、同じ銘柄でも栽培条件によってピンからキリまで、品質の幅の大きい種類であるともお教え頂いた。 



醤油とそばつゆを科学する
         元ヒゲタ醤油(株) 加藤哲哉氏
 
醤油とそばつゆの相性などを科学的側面から講義する

加藤哲哉先生.jpg
 
江戸ソバリエの江戸蕎麦学講座でも、講師を務められている加藤哲哉先生が、確固たる自信を持って、訥々と語る深い話。その独特のテンポ、話術に嵌って?聞いている方も時々ニヤリとさせられる。かえしの賞味期限の話は、今まで何度か聞いた通り。また、このブログでも過日ご紹介した「せいろ」の麺と汁の適温の話も表を使ってご説明頂いた。思わず、「賛成っ!」と言いそうになる。



プロの蕎麦打ちに学ぶ
         梅島「藪重」 石井啓之氏

 じっくり打ちと早打ちに学ぶ

石井啓之先生.jpg お店の2階で蕎麦打ち教室も開いており、あのアドマチック天国でも取り上げられ、いろいろなイベントで講師もしている(聞くところによると、なんとのべ15000名に教えている)この道のプロとして、ちょっとベランメイ調で時々笑わせながら、道理を分かりやすく説明。
 のしのスピードが味に大いに影響するとのこと。のした麺帯を、自由自在に操る様は圧巻。四つだしの技の凄さも見て分かったけれど、自分でできるようになるという事とは、また別問題。不肖 笑門来福も、「なぁ〜る程」と何度も頷かされた。でも、そう簡単には真似出来なさそう。というか無理だろうぉ。
いやぁ〜面白かった。


 昨年の、永山寛康先生の包丁の「舞い」といい、この講座では毎回「技」の凄さを、まざまざと見せつけられるのである。




水回しを科学する
         昭和産業(株) 清水吉郎氏

 加水から団粒に至る過程の実演と電子顕微鏡画像を用いて水回しを科学的側面から講義する

昭和産業清水先生.jpgもともと、割り粉の注文に従って蕎麦研究を始めた小麦粉のプロによる講座。
一茶庵流の一揆加水で丁寧な水回しを行い、湿式粉砕現象によって現れる現象とソバ粉の変化をみた。ソバ澱粉粒子・小麦澱粉粒子など電子顕微鏡の画像も使い、粒子が突き崩され、やがて高い密度の安定したが生地できる様子を検証した。
実験によるデータの積み重ね。そしてその考察の繰り返し。憶測では物を言えない…という態度を生真面目に貫きつつ、最後には笑って小麦粉のPRも忘れないあたり、流石。





閉講式(修了証書授与)

画像-0065.jpg

蕎麦フリーク達は、全麺協の段位認定をめざし(現在認定者は、6700人を超えるまでに発展)
単位取得手帳を毎回持参し、イベントごとに印鑑スタンプを押して頂き、全国麺類文化地域間交流推進協議会の単位取得の証とするようである。
しかし、そうでない笑門来福も、立派な修了証書を貰いましたぁ。





懇親会(任意参加)
同じキャンパス内で行われ、美味しい飲み物やおつまみも供され、講師への質疑応答や仲間との交流もあり、盛会に終わったようだ。


 
講座の人気から、今年は募集締め切り予定日のずっと前に、定員に達してしまったそうだ。私は、なんとか滑り込んで受講させて頂いたが、来年の申し込みが更に激化しないかどうか心配だ。(来年の先行予約できないのかしらん?!どうか漏れませんように。)
講師への交渉・会場設営・暑い中での案内・お弁当の手配などなど、講座運営において、千葉手打ち蕎麦の会の方々の行き届いた心配りには、尊敬の念をいだかずにおれない。心より感謝したい。また、キャンパスにいた先生方や学生さん達も、とてもとても親切で、頼もしかったぁ。日本の未来は明るい!感謝感謝である。有難うございました。


   日大ヘリコプター.jpg

おまけの写真

 津田沼キャンパス正面にあるヘリコプター(ヘリ詳細説明は、日本大学のHP

日本大学は、理工学部・習志野キャンパスに滑走路をもっているらしいし、なんだか良く分からないけれど航空力学?とか?に力をいれているのであろうか?本物がなにげに置いてあるなんて、凄いなぁ。それから、ニュートンのリンゴの木ってのもありましたよ。女(男?)のロマンを感じるうぅ?



  
posted by 笑門来福 at 17:16| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | ■「耳学」いろいろと薀蓄を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月01日

小川町「田舎蕎 里山」


江戸ソバリエ講座第一期生の岡部正二さんのお店「里山」は、「そば」の幟がなければ通り過ぎてしまいそうな、のどかな田園風景の中にあります。 開店のきっかけは、サラリーマン時代に紹介された長坂「翁」の高橋名人の蕎麦との出会いでした。その美味しさに魅かれ数回通ううち、「美味しい蕎麦が食べたければ自分で打てばよい。」という結論に達します。彼が目指したのは、50年程前には日常生活の中にあった普通の蕎麦でした。



 彼の蕎麦修行に師は居ません。図書館で調べたり、蕎麦屋の店先で打つ職人の技を見よう見真似で覚えました。自分の納得のいく蕎麦を作るための創意工夫が店内の各所に見られます。


3里山.jpg4里山.jpg
    石臼を固定した机       日本酒の樽を使った捏ね鉢台   

 骨董屋を3年半探し歩いて手に入れた石臼に、木を削って取っ手を取り付け、学習机に穴をあけ石臼を固定し、引き出しの部分に板を渡して挽いた蕎麦粉を受けるボールを乗せます。蕎麦粉を捏ねるボールを支えるのは日本酒の樽です。 車庫を改装して建てた店内には、あちこちに蕎麦関連の雑誌が置かれ、新聞の切抜きなどの蕎麦情報が柱にピン止めされています。食卓は檜の木材を買って作った特注品、卓上の爪楊枝入れと七味唐辛子を置くお皿は奥様の手作りで温かみを添えています。


 蕎麦粉は会津玄そば、つなぎはうどん用の小麦粉農林
61号、打ち粉は常陸秋そばを使った二八蕎麦で、七味唐辛子は「信州善光寺大門町八幡屋磯五郎」。昆布、鰹節、椎茸で出汁を取り、かえしには三温糖と養命酒製造のみりん「家醸」
を使っています。8月の旧盆に、ミレーの「種をまく人」さながらに畑に会津玄そばをばら撒き、木の枝を引きずって土と混ぜるという農法で、収穫量によっては、自家栽培の蕎麦がお店に出るそうです。つけ汁の味は体調によって変化する自分の舌には頼らず、分量や時間をきっちり守って作ります。




 調理接客全て
1人でこなすため、120食限定で、対応しきれない人数のお客さんはお断りしています。常連客のほかは偶然通りがかったお客さんがほとんどなので20食でも残る日もあるそうですが、その味が認められ、2008年初版「埼玉のうまい蕎麦75」に載りました。また、今年8月下旬発売予定、幹書房「休日の蕎麦と温泉めぐり 福島・栃木・茨城・群馬・埼玉」にも掲載されるようです。


          2里山.jpg          

 夏も冬もメニューは田舎もり
750円とざるそば800円(各150g)のみ。大盛りは200gで+200円です。蕎麦を盛る特注のざるは、「上げ底」ならぬ「下げ底」になっていて、見た目よりずっとボリュームがあります。しっかり打たれたお蕎麦は腰があって、かみ締めると蕎麦独特の香りがして、食後に満足感があります。「お蕎麦を食べたー。」と言う感じ。




里山1.jpg 


 週
2日の定休日は、渓流釣りと庭の草花の手入れをして過ごす岡部さん。「蕎麦は別腹」の「バラ」と「薔薇の花」の「バラ」をかけ、珍しい高級品種を含む100種類以上の薔薇の花を眺めながら蕎麦を味わえる店「そばら」を展開するのが彼の夢です。
 お店を出る時ふと見上げると、江戸ソバリエ認定証の拡大コピーが飾られていました。受講番号は気合で手にした003番。 



田舎蕎 里山(
2004731日開店)
住所:埼玉県比企郡小川町高谷2021
電話:0493741800
営業時間:11:3014:00 
定休日:火、水曜日

13席 喫煙可  駐車場 5
東武東上線 小川町駅より徒歩60

関越自動車道 嵐山小川I.Cより車で8


          文責 
晴れ女



       次項有ブログ内 江戸ソバリエ認定の店 リストページへ


posted by 石臼の会会員 at 01:00| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | ⇒埼玉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする