このブログに熱心にコメントを書いて下さっているiwanaさんの季節営業蕎麦店「道楽そば」を楽しもうと、青春18きっぷを使って、格安に移動できるうちに訪問してきた。 最寄駅はJR上越線越後中里駅。バスの通りを越後湯沢方向に徒歩10分ほどで到着する。 訪問日は、好天であったが、あたりを見渡せば雪、雪、雪の山が残り、ところによっては2mを越えている場所もあり、北越雪譜の魚沼にやって来たのだなという実感を得る。
お店は、越後中里スキー場への車の入口、大家さんである「私の家中屋」の向いにある。 あらかじめ連絡をしておいたので、iwanaさんがカウンターの中から元気の良い声で迎えてくれ、相次いでお父さんもお出ましとなる。 ■■蕎麦
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この日のメニューは、冷たい蕎麦は「手打ちざるそば(かきあげ天ぷら付)600円−要予約」のみ。他には機械製麺を使った各種温そばを300円〜400円、ラーメンを500円で提供しており、スキー場のレストハウスと比べてもかなり安価になっているようだ。早速、手打ちざるそば(のりは丁重に辞退)をこしらえて戴く。
二八の粉を水ではなく「オヤマボクチとふのりを煮た汁」を入れて手打ちしているとのこと。麺体を観察するとふのりつなぎのわずかに緑色かかった中にオヤマボクチの繊維が良くわかる蕎麦である。魚沼の水で締められた蕎麦の味は、地元産蕎麦の甘い味に加え、オヤマボクチ入り蕎麦特有のゴワゴワ感とふのり入り蕎麦のつるつる感、これらの素材が混ざり合った腰の良さなど味わいのポイントが沢山ありすぎて、どれを推薦ポイントにすべきか迷ってしまう印象の多い蕎麦であった。

また、かきあげ天ぷらも揚げたてで提供してくれたので、玉ねぎの甘さを楽しむことができた。
この日の蕎麦は、iwanaさんが打ったとのことであるが、日によっては師匠であるiwanaさんのお父さんが打つ場合もあり、蕎麦打ち技術がしっかりと継承されつつある様子であった。 iwanaさんは「HFS(Hyakusyou・Flyfishing・Soba)魚野川」を主宰されており、今年の江戸ソバリエ認定講座には是非参加したいとのことであった。 このあと、徒歩15分位で行ける越後湯沢町営温泉「岩の湯」までiwanaさんの愛車で送って貰ったが、荷台は雪が積もらないよう三角形の形状となっていた。
その後、越後湯沢に向かうバス停はほとんど雪の中に埋まっており、あらためて豪雪地帯に来たことを確認した。
■場所新潟県南魚沼郡湯沢町中里スキー場入口「私の家 中屋」向い■連絡先info@hfs-iwana.com■営業時間09年12月19日〜2010年4月4日 11:00〜14:00■アクセス JR上越線 越後中里駅下車 徒歩10分 または 南越後観光バス 越後湯沢−中里線 土樽郵便局前下車越後湯沢方向に徒歩3分 ※中里スキー場開設期間のみ営業です。遠方からお出掛けになる場合は、必ず営業日営業時間など、事前に確認することをお勧めします。
posted by 石臼の会会員 at 13:47| 東京 🌁|
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