2008年11月24日

高嶺ルビー栽培の記 その4

宵待庵 閑日記
   ( ^^) _~~

111日(土) 晴れ 晴れ種まき後35日目
  640分 気温 12

花の一つひとつが大きくなった。数も多くなり賑やか。

 
  645分 気温 12

すべての蕎麦が蕾と花をつけた。
成長するにつれ、蕾も増えて、ひと房当り10個前後の蕾や花を持っている。食害は収まり、虫は蟻が忙しくしているのみ。 
 

114日 (火)晴れ晴れ 種まき後38日目

  630分 気温 11

3
日間留守をした。蕎麦の全長は20センチ〜30センチ。日中の気温は19℃〜20℃のようだ。腹ペコ青虫は姿を消した。

115日(水) 晴れ晴れ 種まき後39日目
  75分 気温 10

蕎麦に個体差はあるが、すべてが花をつけ、かつ満開直前。朝は開ききっていないが、優しいピンクの濃淡が華やか。
葉は78枚に増え、更に小さい葉が12枚成長しつつある。一方で、合計13枚の双葉が黄葉した。双葉の芽生え、成長、黄葉はどのような役割があるのか。現在の大きさは、横径2,5p、縦径2cmの横長。イチョウの葉の角を取り、いびつに横へ広げた形状。双葉の成長はすべての葉がこのサイズで止まる。

     

後から芽が出た、3枚目以降の葉は大きくなり、成熟に向けて光合成をしているように思える。そのサイズは長径5p、短径3
,5pの縦長。しかも先は細く尖っている。受粉と結実はどうなるか。花を楽しみながら様子を見よう。

   7時10分 気温 11℃

ハトが遊びに来て、千両の赤い実を食べ、
蕎麦の花も突っついた。カメラを向けると逃げた。

  宵待庵

                  
 
11月9日(日) 雨雨 種まき後43日目
  9時 気温 11

日中も温度上昇せず。

1110日(月) 雨雨 種まき後44日目
  730分 気温 10℃
 
1111日(火) 曇り曇り 種まき後45日目
  8時 気温 11
  冷え込み昼間も気温上昇せず 14℃

冷涼の気候に適性のある蕎麦だが、成長に影響があるか。白い花にも薄いピンクが差す。


 
1113日(木) 晴れ晴れ 種まき後47日目
  9時 気温 13
  暖かさが戻り昼間の気温上昇し、19

花のピークは過ぎたが見頃は続いている。

     名月と蕎麦の花。
     今か今かと出ぬ月を、宵待庵の二人酒。
    新月 三日月  半月 やや欠け月 満月 
   
1114日(金)晴れ晴れ 種まき後48日目
  9時 気温 13  暖かさ続く。19

蕎麦の全長は
25センチ〜35センチ、種を蒔く時期が遅く、背丈が伸びないように思う。茎が太くならない。

宵待庵1114


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高嶺ルビー栽培の記 その3

宵待庵 閑日記
   ( ^^) _~~

1023日(木)曇り曇り のち雨雨 種まき後26日目
若葉の中心の先端に出ているものは、花芽に間違いないと思う。気候のためか、個体が小さい、幼いのに、もう花が出るのか?

先日TVで筑波の高嶺ルビーが満開で、見事な花を咲かせている風景を映し出していた。しかし、我が家の蕎麦は茎の成長が止まるかもしれない。


1024日(金)雨雨断続的にかなり強く霧降る。

1025日(土)曇り曇り種まき後28
  朝640分の気温 17

昨日の雨に痛めつけられて、少し倒れてもつれ合う葉を介助。茎は全長が約18センチ前後、高いものは23センチ。花のつぼみが3〜5ミリ程度になり、僅かに開き気味、ピンクの濃淡が有り、中には白いものもある。茎の下半身はエンジ色、上半身は緑色。2枚の双葉のほかに大小5〜6枚の若葉が成長、葉脈は赤。

食害は拡大せず。腹ペコ青虫君はサナギになったか。もしくは、食害をもたらす真犯人は他に存在するか。しばらく監視を続けよう。

 
1028日(火)晴れ晴れ 種まき後31日目
  1540分 気温 18

3
日間留守をした。蕎麦の全長は20センチから27センチに成長。一日で1センチ大きくなった。


 花のつぼみは房状になり、かく房に512個付いている。本日の高嶺ルビーの開いた花の合計は12個。大きさは5ミリ。5枚の花びらはそれぞれ分離して、一つずつの花は、黄色の雄しべ雌しべ有り。桜の花とよく似ている。芝桜のイメージに近い感覚を持った。めがねを掛け、更に虫眼鏡を使用する。

 蕾 は
 
@    濃いピンク
 
A    薄いピンク
 
B   
     の3種類有り
        
 花 は
 
@    濃いピンクの蕾にピンクの花
 
A    薄いピンクの蕾に薄いピンクの花
 
B    薄いピンクの蕾に白い花
 
C    白い蕾に白い花
     の
4種類有り

白い蕾の白い花は
1本のみ。薄いピンクの蕾の元はピンク、先は白に近い。色に個体差があり、ピンクの濃淡有り。

宵待庵1029

1029日(水) 曇り曇り 種まき後32日目
  600分 気温 12

昨日の夕方咲いていた花は見当たらない。半ば開いている、もしくは開きそうな花有り。蕎麦の花は朝開き、夕方閉じるのか。
     
葉は双葉が一番下に、左右同じ位置に対象にある。以後に出た葉は左右交互の高さにつけ、合計
35枚有り。上部の後から出た葉はより細く、刃先も尖っている。

白花種のそば
食外に遭ったが、かろうじて2本の蕎麦は生き延びた。双葉の片方の半分が残り、その後、若葉が34枚出た。白い花の蕾をつけている。

 

1030日(木)曇り曇りのち晴れ晴れ 種まき後33日目
  1530分 気温 18

花はほとんどが薄いピンクの濃淡。
多くの花が開いている。

1031日(金)晴れ晴れ種まき後34日目
  645分 気温 12

花は閉じられている。朝開き、夜閉じる習性。


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高嶺ルビー栽培の記 その2

宵待庵 閑日記
   ( ^^) _~~


1018日(土)晴れ晴れ  種まき後21日目
双葉の間より芽生えた若葉が双葉より大きくなる。


1019日(日)晴れ晴れ 種まき後22日目
2度目の間引き、約50本を間引く。

種を蒔いた当日と翌日の2回水をまいた。今日は土の表面が濡れる程度だが、3回目の水遣りをした。


宵待庵1019

1020日(月)晴れ晴れ  種まき後23日目
朝の観察では昨日と大きな変化なし。


1021日(火)晴れ晴れ 種まき後24日目
朝、640分 15

食害がひろがっていた。最初は20本の双葉を食われた。その後、少しずつ害が拡大している。よく見ると、新しい害を受けた茎の下に暗緑色の糞が落ちていた。長さ45ミリ。糞以外の遺留品はカタツムリが通った跡のようなテカリ。コナラの落ち葉が見られる以外は犯人を特定するものはなし。
   茎の全長は15センチ前後。土から10センチほどの高さに双葉。更に5センチほど上の高さに3枚目から5枚目の若葉がある。その先端に明らかに花の芽と思しきもの有り。1本だけは白、他は全部がピンク色を帯びている。



宵待庵1021
                  
10月22日(水)晴れ晴れ 種まき後25日目
朝6時 気温15

新たに食害が広がり5本の蕎麦の双葉、若葉が食い尽くされていた。茎は全く食わない。食われた蕎麦の根元に、長さ56ミリの明らかに糞と思われるものが落ちていた。

3
度目の証拠物件である。まだ間がなく、より緑色が強く出ている。緑色の食餌を取り成長している証だ。

目撃したものは、腹ペコ青虫、アリ、ナメクジ、長さ4ミリぐらいの黒い毛虫。毛虫は黄色い模様がある。現在確認できた容疑者である。先日は更に青虫を狙っているカマキリも居たのでデジカメに収めた。人の気配に驚き見返り美人のポーズをとっている。


宵待庵見返り美人

これらの容疑者人影たちは、アリバイは実証されるか?もしくは現行犯逮捕できるか?

 
土の上の光った足跡はナメクジに間違いない。状況証拠からは犯人の可能性が高いが、これはシロ。アリの食性から推理すれば、これもシロ。黒い毛虫はあまりにも小さい。山椒の木の上から蕎麦の葉まで移動できると考えられない。シロと断定。では、写真に撮った二人はどうか。
カマキリは肉食ではないか。しかもこの体格では蕎麦は倒れる。つまり、我が愛する腹ペコ青虫君が重要参考人となるが・・・

私情は禁物である。名探偵ポワロさんに登場願いたい。

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高嶺ルビー栽培の記 その1

宵待庵 閑日記
   ( ^^) _~~

かわいい高嶺ルビーの栽培と観察

10月8日(水)雨 雨
5日ぶりに目にした高嶺ルビーは約5センチ前後の高さに成長し、双葉をつけている。白花は3本が葉をつけているが、他は発芽せず。日当たり悪く、土壌の性質がよくいないためか?

10月9日(木)晴れ 晴れ

高嶺ルビーの観察

シッカリ根付いた赤い茎はたくましくなり、双葉は大手を振って空を仰いでいる。双葉の出始めは黄色い色であったかと思われる。摘み取って、豆腐の上で観察し、口でも研究しよう。

白花蕎麦の観察
良く見ると葉をつけている3本以外は、3〜4センチの赤い茎が出ている。
発芽したのだが留守中に何者かに食われてしまった。
虫か鳥か動物か?何か手立てはないものか?

宵待庵1009
                

かわいい高嶺ルビー栽培の方へ

1012日(日)晴れ 晴れ 種まき後15日目
高嶺ルビーは順調に生育。高さはほぼ12〜
13センチ。茎の根元が鮮明にエンジ色に赤い。上に行くほどやや薄く緑がかる。

14
日目から双葉の中間に3枚目の葉が生える。全体としてクローバー型になる。しかし、一部は双葉の間に同時に2枚の葉が生え、4枚の葉がダイヤ型に形を整える若芽がある。色は黄色っぽい色から黄緑色へと変わる。最初の双葉はイチョウの葉に丸みをつけた形。家人はハート型というが、いびつな丸型である。
3枚目の葉は、朝顔の葉の様でも有るが、山芋の葉の様に刃先が細く剣先型の形状である。

白花の蕎麦
は全滅。虫か鳥、もしくは動物の餌になった。しかし、幸運な1本だけが葉を4枚風に揺らしていた。

高嶺ルビーも15〜16本食害に遭った。
無残な姿になる前に、間引きして食卓に乗せた。

宵待庵1012
                  

かわいい高嶺ルビーの育成状況

1014日 (火) 曇り曇りのち雨 雨  種まき後17日目
     
15日 (水) 曇り 曇りのち雨 雨 種まき後18日目
     16日 (木) 晴れ晴れ       種まき後19日目

二日間の午後の強い雨で4割ほどの蕎麦の茎が倒れた。茎を起こして根元に土寄せする。種を蒔いたときに上に被せた土が1センチ程度で、根が浅くなった為か、以外に簡単に茎が寝てしまった。頭を下げうなだれた姿。頑張れよ!

1017日 (金) 晴れ 晴れ  種まき後20日目
  朝7時の気温 14℃

昨日と見違えるように生き生きとした色と形。シャキッとした姿。
朝日を浴びた蕎麦を良く見ると、殆どが4枚目の葉をつけ、早いものは5枚目の葉の芽が針のようにとがって出始めた。

2回目の間引きをした。花見が待ち遠しい。果たして花が咲くや否や。

かわいい高嶺ルビーによせて

  蕎麦愛好家の腹の虫 打ちてェー食いてェーの叫びあり
  高嶺ルビーの花の色 好事家騒然の話題なり
  太打ち麺も硬からず 細き麺もついには腹の中
  ひとえにソバリエの 腹の中の虫の前に同じ

         新説 ソバリエ食い気物語 より


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2008年11月16日

第21回八王子そば打ち会の結果報告


 11月15日は新宿駅近辺の跨線橋工事の影響で,私は,とんでもない雑踏に遭遇したが,何とか八王子まで辿り着くことができた。私以外の方は,工事の影響は全くなかったようで,予定どおり会員10人の参加を得て,「第21回八王子そば打ち会」を開催した。
 

1 日時・場所
 11月15日()そば打ち(12時〜14時),懇親会(14時〜16時30分ころ)
 高尾の里「手打ちそば道場」
2 そば打ちの状況
 
今回は,M先生が「新得」・「カムイ」・「氷冷華」の新そばをブレンドされた粉で打った。粘り気のある粉で,非常に打ちやすい粉であった。しかし,私の方は,1キロに対して水450ccとそんなに多くない加水量だと思っていたが,少し「ずる玉」になってしまった。また,水分量が多いためか,少し延しすぎたようで,麺の断面は平打ちそば様になってしまった。加水量には,充分注意する必要があることを改めて認識した次第である。
KC270002.JPG KC270005.JPG KC270009.JPG

3 懇親・試食状況
 
そば打ち終了後,懇親・試食会に突入,夜勤明けでありながら,今回始めて参加されたFさんから,鎌倉建長寺での蕎麦奉納会の苦労話,看護師の業務をやりながら,聾唖者や子供に対するそば打ちの指導,はたまた富士山麓での蕎麦栽培では,月明かりで作業をしたことなど興味深い話を語っていただいた。Fさんは,最後に「蕎麦は自然食品であり,農薬などは一切必要ない。健康に最も良い食品なので,これを食べない手はない。皆に健康に良い蕎麦を食べていただきたい。そのために,蕎麦に関することをやっている。」と,その思いを語られた。
 いやぁ〜,蕎麦好きの人は,なんてすばらしい人が多いのか・・・。   

○ お酒の提供KC270006.JPG

    乾杯用ビール(キリン一番しぼり350ml6
   
「純米ひやおろし 渓流」(長野県)
   
「加賀鳶」(石川県)
   「白鶴 純米しぼりたて新酒」(兵庫県)
   
「一の蔵」(宮城県)


○ 肴の提供
KC270008.JPG


 うかいの「くみあげ豆腐」(),蛎フライ,はんぺん揚げたて,イカのくんせい,自家製くんせい(イカ・チキン・砂肝),野沢菜の漬物,鳥の唐揚げ,なすの漬物,野菜サラダ,くるみとこうなごの佃煮,ナッツ,杏の砂糖つけ,みかん
 


以上


posted by たけじん at 18:12| 東京 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) |  八王子蕎麦打ち会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月15日

須田町「眠庵」

ここ須田町「眠庵」は、ご存じの通りいつでもほぼ満席だ。私もこの日の宴にはおまけ参加であったが、予約の数に入れてもらっての席確保。特に夜、こちらへお出掛けになる時は、予約をお勧めする。

 
蕎麦前
   例によって例の如く…日本酒のラインナップは、静岡の蔵!のみ。数種類をお願いする。肴も変わりなく、突き出しのおからの小鉢、牛肉と大根のバーボン煮¥580-、豆腐(自家製)¥320-、うるか¥320-、さより干し¥320-、牛肉と大根のバーボン煮¥580-、烏賊の丸干しなどなど、5人で仲良くつつくことに。深まる秋の気配に染まる街を歩いてきたので、ふっと季節でうつろう料理も欲しくなったが…、一人厨房一人花番で常に満席のお客に対峙するお店に、贅沢だろうか。

眠庵牛大根バーボン煮.jpg眠庵とうふおから塩.jpg
    ↑牛肉と大根のバーボン煮     ↑豆腐(自家製)


    ↓さより干し

眠庵さより.jpg
さて、洗練された物腰で寛いで、宴を楽しんでいる蕎麦屋経営のプロ中のプロの様子を、肴が運ばれてくる時に何とはなく注視していると、「さより干し」の皿を前に目をパチクリとしている。
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ラベル:蕎麦 日本酒
posted by 笑門来福 at 06:00| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 千代田・中央・港区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月14日

王子「無識庵 越後屋」

echigo-gaikan.jpg

11
13日(木)19時〜木戸銭2500円、越後屋別館にて行われた第149回越後屋寄席。この寄席が、開催されるかどうか…気を揉んだ。席亭であった肝心の坂場正則3代目「越後屋」店主が、9月に急逝してしまったのだ。いつもの金屏風の脇に飾られた坂場正則さんの笑顔の写真に、悲しい気持ちが込み上げてきて……これは不味いと、他のソバリエの皆さんから離れ一人入口脇に座わることに。寄席でもうやだ〜(悲しい顔)メソメソしている客などいないよ、普通は。

落語家と同じくらい話の上手かった坂場店主は、噺の始まる前に、途中の休憩時間に、蕎麦の説明を入れたり軽妙な冗談を言ったり、我々を存分に楽しませたものだ。
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posted by 笑門来福 at 05:51| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 荒川・足立・北区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月11日

東海ラジオ

ほしひかるさん撮影 夢の島高嶺ルビー.jpg

演劇 突然ですが…
11月11日(火)午前8時10分
SF [1332kHz]
東海ラジオ
カラオケ  「こちらトクダネ情報部」

江戸ソバリエが紹介されました。

posted by 笑門来福 at 07:17| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「雑記帳」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月09日

そば酒房「福島」

蔵元の話を聞く会に参加しませんか?と、お誘いがかかる。5段位・名人寺西恭子先生の生粉打ち蕎麦が食べられるという。4つ返事で参加表明し、ウキウキわくわくと定刻10分前にそば酒房「福島」に到着。会場である2階に上がると、なんとほぼ全員着席し、肴が並び、もぅ既に話が盛りあがっている。ぎょっ!>))))彡参加者の日本酒への情熱に圧倒される。

 
■蕎麦前集まったほとんどの方の目的は、蔵元とその酒なので、蕎麦前という前段階?序章的な姿勢でなく、最初っから皆っ前のめり!超前傾姿勢で日本酒を見つめている。特別な空間だぁ。まぁまぁ(^_^;)皆さん落ち着いてくださいな。私も日本酒好きですが、ちゃんと椅子の背もたれに背中ついていますからぁ。ハハハ。と、余裕を持った目で試飲酒と皆さんを眺める。

が、酒の種類が増え、空の瓶が並ぶにしたがい…(酒に交われば…顔が紅くなる?…あっ?違う?)私も皆さまと同じ前傾姿勢に。

 
松屋酒造あらばしり.jpg松屋酒造.jpg


メモを取らなかったこともあり、詳細な記憶は飛びましたが…。この日の蔵は、群馬県藤岡市の松屋酒造(株)


そば酒房「福島」の続きを読む
posted by 笑門来福 at 19:51| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 千代田・中央・港区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新浦安「芦屋亭」

新浦安に住むマダム(なんだか特別な呼び方があったような…、えっと、そうそう、確かマリナーゼ!?って言うんでしたっけ?)が、教えてくれたお店。


 もともと神戸で希少な手打ち蕎麦店「東明」を営んでいたが、阪神淡路大震災で被災。なんとか再出発するも、人口の激減と不況が重なり一旦店を閉めたそうだ。その後、山中湖で6年間、店名を現在の「芦屋亭」に変え、契約栽培のソバを使い、石臼挽きで打つようになる。


そんな紆余曲折の末、200611月には、山中湖本店に続き、新浦安店も運営するようになる。ほぼ1年間は2軒を併設したということだ。新浦安ではこの11月でちょうど2年。先ごろ新浦安を本店にし、山中湖を閉め、今度は広島県三次市で、手打蕎麦の新店?のプロデュースをするとか。だから新浦安店を、新浦安本店に名前を変えるとか、区別が必要なのか?ともあれ、意欲満々だ。その名の通り芦屋テイストのお店。

 
地上の入口部分からは、ちょっと想像しにくい地下の店内。中に入ってしまえば、全32席のわりに空間がとってあり、広々として明るい。この辺りの事情は池尻大橋「土山人」と似ている。お店の作りと関係あるのかないのか、こちらのご店主も花番さんも「土山人」グループオーナーと同じ、芦屋のお方。交流もあるらしい。


蕎麦前

        取り合えず、アサヒのプレミム熟撰を、お願いした。銘柄によっては冷という選択肢しかないのだろうか?日本酒はグラスで出している。一種類のお酒にグラス一つ。分けて飲むことはできない。いろいろな種類を飲みたい場合は、お好きなお酒3種類のセットはあり。頼めば燗酒には、お銚子と人数分の猪口をだしてくれるという。ということで、日本酒は全て熱燗でお願いした。

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posted by 笑門来福 at 06:33| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ⇒千葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月05日

高嶺ルビー

蕎麦関連企画の主導的活動をしているほしひかるさんから、ある日の「石臼の会」蕎麦打ち会参加者は、高嶺ルビーの種を分けていただいた。仲間内では、知識として知らない者のない、紅い花を咲かせるソバ品種である。
しかし皆、実際に栽培してみた事が無かったので、この秋チャレンジすることに。



ほしひかるさん撮影 夢の島高嶺ルビー.jpg 
  夢の島公園 満開を迎えた高嶺ルビー      ほしひかるさん撮影



以後、花の見頃を迎えた今日まで「石臼の会」内では栽培の経過報告が盛んに行われている。皆さんの
高嶺ルビー栽培の記を、是非ブログ掲載させていただきたいと切望せずにはいられない。掲載承諾の為の呼び水になりたいと、前段階の品種説明としてこの記事を投稿する。

 
高嶺ルビーとは?品種の生みの親は、「そば博士」の異名を持つ信州大学名誉教授 氏原暉男さん。ミャンマーと中国国境付近に広がる「黄金の三角地帯」での麻薬撲滅事業の為に、アヘンやヘロインの原料となるケシの栽培から、同じような高地の環境で育つソバの栽培への転換をはかる活動に情熱を注ぐ人だ。信州大ソバサンルチン などの新品種開発に携わり、また、ネパール在来種から選抜育成した赤い花を咲かせる品種高嶺ルビーを、タカノと共同開発した。この辺りの様子は、氏原暉男著書「ソバを知り、ソバを生かす」柴田書店に、詳しく載っている。

 
そんな氏原さんが1970年代後半、ヒマラヤの8000m級の山ダウラギリ峰とアンナプルナ峰に挟まれた、標高3800mのムスタン県で、紅色の花を咲かせるソバに出会った。

高嶺ルビー記事の続きを手繰る
posted by 笑門来福 at 10:12| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「手学」蕎麦打ち&畑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月03日

江戸前のソバ畑 脱穀

画像-0040.jpg
以前は茨城に畑を借りてソバを栽培したこともあり、蕎麦打ちもするという蕎麦好きの
夢の島熱帯植物館館長玉木恭介さん。4年前、更地になった熱帯植物館隣接地に、ソバを植えることを思いついた。ソバ畑の場所は、かの有名な生ゴミ処分場だったので、念のため都の検査機関で調べたところ「問題なし」というお墨付きをもらったそうだ。以来毎年継続し、今年は8月22日(金)に2000uの土地に、常陸秋ソバの種を蒔いた。
 
ここでは、ソバ栽培のいくつかの工程で、ボランティアを募って作業をさせてくれる。残念ながら私は、種まきにこそ参加できなかったが、その直後から、度々生育の様子を見に畑に足を運んだ。満開を迎えた頃は、可憐な白い花に時の経つのも忘れ、さわさわと草花を揺らす風で、どこか遠くへ旅をした気分になったり…夏の大切な場所になった。
 

そしていよいよ実りの秋。

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posted by 笑門来福 at 22:20| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ■「手学」蕎麦打ち&畑 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月01日

福岡・博多に「饂飩・蕎麦発祥之地」の碑があった。


平成20.10.28〜30 福岡 001.jpg 10月末に,所用で福岡に行ってきた。合間を縫って福岡市内平成20.10.28〜30 福岡 005.jpgを散策した。博多区に臨済宗の古刹「承天寺」があり,その境内の片隅に「饂飩・蕎麦発祥之地」の碑があるのを発見した。

 解説によると,鎌倉時代,円爾弁円という僧(後に京の東福寺を開山した聖一国師)が,若いころ,宋に渡り修行を積んだ後,帰国した際に博多に立ち寄り,「承天寺」を開山した。


  

  その際,聖一国師は宋から製粉技術を記す平成20.10.28〜30 福岡 014.jpg設計図(水磨様)を持ち帰り,国内に粉食文化である饂飩・蕎麦を広めたとのことである。


   要するに,中国の粉食文化を日本に広めた最初の場所ということで,そこに碑を建てたのであろう。






  ところで,都内で九州に関係する蕎麦屋といったら,湯島の真っ黒い麺の平成20.10.28〜30 福岡 020.jpg「手打ち古式蕎麦」を思い浮かべる方も多いだろう。福岡・博多にも「古式」を名乗る蕎麦屋があった。   

 その店は,福岡総鎮守の櫛田神社近くにあり,「古式生そば ひさや」というかなりの老舗であった。

 ざるそば(650円)を注文した。真っ黒い麺を想像していたのだが,出てきたのは,麺の上に四角い海苔が三〜四枚ほど乗った普通のそばであった。麺の色も普通,味も普通,お汁は少々甘めであった。勘定を払う際に,女将さんに尋ねた。「昔ながらの手打ちで打っているので古式といいます。蕎麦粉は熊本か宮崎産を使っています。古式という屋号は当店だけのはずです。」とのことであった。平成20.10.28〜30 福岡 022.jpg


 さらに櫛田神社に近い場所に,ネットで評判の「信州そば むらた」という蕎麦屋もあった。この店は,現代風にアレンジした店で,店内の雰囲気も良かった。田舎そばを注文したが品切れ,生粉打ちそば(1,100円)を注文した。

  平成20.10.28〜30 福岡 026.jpg若い女性の店員(娘さんか・・・)から話を聞いた。「今日のそば粉は,北海道音威子府産の新そばです。屋号は信州を使っていますが,この時期は,新そばが出る地域から順にお出ししています。信州産はまだです。」とのことであった。

 十割らしく若干短めの麺だが美味い。角も立っている。腰ものっている。お汁も塩梅がちょうど良い。そば湯も濃厚。満足であった。


平成20.10.28〜30 福岡 024.jpg  どこに行っても蕎麦を食べられる日本という国はすばらしいと感動した日であった。

以上
posted by たけじん at 22:44| 東京 ☀| Comment(7) | TrackBack(0) | ⇒長崎・佐賀・福岡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする