2008年06月30日

そば打ちにおける「く く り (括り)」

石臼の会」会員で、『「そば」が語る伝統の味』の著者である小林尚人さんから、ブログ掲載用にレポートが送られてきた。蕎麦打ちの工程の一つである「くくり」についての考察だ。本日ここにご紹介することとする。

  ぴかぴか(新しい) 本ぴかぴか(新しい)


 

そば打ちにおける「く く り (括り)」

T、はじめに

「くくり」というやまと言葉を考察するにあたって、あらかじめやまと言葉の特徴と、手打ちそばは江戸流を基本にして、その生まれ育った江戸時代から
現代((いま)にいたる、時代背景を大雑把に観ておきたい。


私たちがいま使っている日本語は、いわば江戸時代まで使われていたやまと言葉に、明治維新以降(明治20年代ころ)
西周(にしあまね)によって西欧の横文字を漢字に翻訳した新しい日本語(たとえば、文字、文章、哲学、科学、思想、主観、客観、分析、等々はその一例である)、意味の変化した語あるいは世相を反映した語等が大量に加わったものといえる。


「くくり」と同じ江戸時代までのやまと言葉について概観してみると、言葉には事の端(コトのハ)という意味があり、事に重きをおいているようである。たとえば、日常使っている言葉「もの、こと」を取り上げてみると。「もの」は、原理、原則、不変化のことをいい。「こと」は、物質性、現象性、一回性、非原則のことをいう。具体例をあげれば「人生はむなしいモノ」というが、「人生はむなしいコト」とはいわない。また日常の会話でも「何と馬鹿げたコトをしでかしたモノだろう」というが、「何と馬鹿げたモノをしでかしたコトだろう」とはいわない。この「こと、もの」という言葉について、広島大学名誉教授の荒木博之氏は『目にみえないものごとの背景にある真実が「もの」、目にみえた事実、現れたもの、目の前で起こった現象が「こと」といえる。』と定義している。そして今はこの説が定説となっているようだ。
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posted by 笑門来福 at 20:37| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(2) | 「脳学」レポート&著作物など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月29日

第19回八王子そば打ち会の結果報告

 6月28日(),八王子市所在の高尾の里「手打ちそば道場」で,13人の会員により,恒例の第19回八王子そば打ち会が開催されました。

 
今回の蕎麦粉は,M先生がカムイや栃木の常陸秋そばなど数種類の粉をブレンドされた蕎麦粉の二八,氷冷華だけの二八,韃靼蕎麦粉が二割入ったそばなど,多種多様な蕎麦粉のそばでした。
 
 
会の蕎麦打ち風景,懇親会の模様,各人が打った蕎麦の一部については,次の写真をご覧ください。

1 蕎麦打ち
  M先生の手ほどきにより,
菊煉り等を練習しています。
 
平成20.6.28 19回八王子蕎麦打ち会 023.jpg  平成20.6.28 19回八王子蕎麦打ち会 024.jpg

2 酒と肴・懇親会
平成20.6.28 19回八王子蕎麦打ち会 017.jpg 乾杯用ビール
「越の寒中梅」(新潟県)
「菊水の純米酒」(新潟県)
「千壽 久保田」(新潟県)
「峰の白梅 特別本醸造無濾過生原酒」(新潟県)
「来福 純米吟醸」(茨城県)
 残っていた焼酎,すべて飲み干しました。


 平成20.6.28 19回八王子蕎麦打ち会 015.jpgうかいの「くみあげ豆腐」(小盛り1個),韓国のり,小鮎の山椒煮,平成20.6.28 19回八王子蕎麦打ち会 012.jpg刺身盛り合わせ,スパゲッティサラダ蕎麦の芽添え,生姜の漬物,薩摩揚げ,茄子の漬物,長いもの漬物,くらげの酢の物,ピリ辛らっきょう,胡麻たれタン塩,豆のおつまみ,さくらんぼなど,これもほぼ完食でした。

 

3各人が打った蕎麦の合体

 12人の会員が打った蕎麦を一つずつ掲載できればよいのでしょうが,紙面の無駄を省くため,12枚を1枚+αにまとめました。(どれが,どなたの蕎麦かは分かりません。)

 
平成20.6.28 19回八王子蕎麦打ち会 026.jpg 平成20.6.28 19回八王子蕎麦打ち会 027.jpg 平成20.6.28 19回八王子蕎麦打ち会 028.jpg 平成20.6.28 19回八王子蕎麦打ち会 029.jpg 平成20.6.28 19回八王子蕎麦打ち会 030.jpg 平成20.6.28 19回八王子蕎麦打ち会 031.jpg 平成20.6.28 19回八王子蕎麦打ち会 035.jpg 平成20.6.28 19回八王子蕎麦打ち会 033.jpg 平成20.6.28 19回八王子蕎麦打ち会 034.jpg 平成20.6.28 19回八王子蕎麦打ち会 036.jpg 平成20.6.28 19回八王子蕎麦打ち会 025.jpg

 以上




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posted by たけじん at 23:33| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) |   ⇒八王子蕎麦打ち会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月21日

大井町「権正」

権正玄関.jpg

土曜日の午後12時3分過ぎに店を覗くと、入口のベンチに2人腰かけて入店を待っている。店内はいっぱいいっぱいの満席ながら、もぅ席を立ちかけているテーブルもあり、私も待つことに。しかしまたすぐ私の後ろに2人連れが並ぶ。危ない気がしてくる。はたして順番が巡り席に通されると、既に「御前蕎麦」「本日の変わり蕎麦・紫蘇切り」が終わったという。えぇ?開店後約45分で終わり?!?!朝何人前用意しているのぉ?今日も目当ての変わりが食べられない。
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posted by 笑門来福 at 22:47| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ⇒目黒・品川・大田区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月20日

ロマンは蕎麦にあり

蕎麦打ち会、ソバ畑、蕎麦屋、蕎麦関連の著作物、蕎麦関連行事、を「石臼の会」ブログ記事にしてきたのだけれど、ここのところハマりこんで毎日のように覗きに行っては、更新を楽しみにしている蕎麦関連ブログのご紹介をしたいと思う。 

いつでも
BON VIVANT
(おとなのたまり場 ボンビバン Presented by小学館)

ロマンは蕎麦にあり
スロウェイジング蕎麦 永山寛康

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posted by 笑門来福 at 06:15| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 「雑記帳」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月09日

平成20年度江戸ソバリエ シンポジュームに行ってきた。

2008江戸ソバリエシンポジューム.jpg2008年6月8日(日)お茶の水・明治大学リバティータワーで催された 江戸ソバリエ・シンポジュームに、行ってきた。6回目を迎えた今回のテーマは、「六官で味わう」ということで、3部構成された内容は、どこをとっても知覚を刺激してくれる旨味のある話であった。

 シンポジューム詳細
日時:平成20年6月8日(日)
   開場1230  閉会1640
会場:千代田区神田駿河台1-1
            明治大学リバティホール

入場料:1500

ご挨拶:千代田区長 石川雅己


第一部:講演「武蔵野の水と緑と寺と蕎麦」
    天台宗浮岳山深大寺 執事長 張堂完俊

第二部:平成20年度江戸ソバリエ認定講座説明会

第三部:座談会「江戸蕎麦の 暖簾ひきつぐ 心意気」
    茅場町長寿庵4代目 吉田博昭
    巴町砂場5代目 萩原 昭
    更科堀井9代目 堀井良教
    神田まつや6代目 小高孝之
    かんだやぶそば5代目 堀田康太郎
    司会「酒めん肴」編集長 大槻 茂

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posted by 笑門来福 at 00:03| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 「耳学」いろいろと薀蓄を・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月07日

北砂「夢想庵」

夢想庵.jpg前回訪問から度々覗いていた「夢想庵」ブログで、粗挽き無篩いの手挽き「せいろ」\1200.-を出していると知り、再訪の機会をねらっていた。

手挽きの手間や時間を考えると、厨房をご主人一人できりまわしている「夢想庵」では、一日の限定数がそう多くはなさそうだし、伺って売り切れでは残念だから、早めの時間に伺うのが無難だろうと思っていた。そんな折、梅雨入り宣言も出て、朝からそれはそれは派手な音を立てて雨が降っていた。間違いなく?絶好の「夢想庵」訪問日!と、訪問決行を決意。
 

いそいそと家人を誘うと「はぁ?たらーっ(汗)」「この雨の日に?たらーっ(汗)」「朝から?たらーっ(汗)」と気のない返事が帰ってきた。「えぇ〜い、機は熟したんだ。このタイミングが分からんか!この虚け者どもが!」と心の中で叫びつつ、笑顔を作って優しく「美味しいよぉ、皆で行こうよぉ」と言ってみた。
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posted by 笑門来福 at 19:21| 東京 ☁| Comment(7) | TrackBack(0) | ⇒江戸川・葛飾・江東区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月05日

鎌倉建長寺「生粉打ちそば奉納の会」

建長寺5.jpg
 6月1日(日曜) 今年も建長寺での生粉打ち「十割・そば粉100%」蕎麦打ち 無事終了しました。

昨年とは違い気持ちの上では 不安も無く スムーズに流れました。
何度か打ち合わせをし、 連絡しあい、当日を迎えました。



建長寺4.jpgたくさんの人に 美味しい「生粉打ち蕎麦」を食べてもらうため また我々も 美味しい蕎麦を打つために
日夜 奮闘努力しております。 








建長寺3.jpgメンバー各自持ち場で淡々と自分の仕事をこなし、また今回は 助っ人も若干おりまして「石臼の会」からはhighandさまも参加協力してくれました。ありがとうございました。  







建長寺2.jpg
幸い前日までの雨もうそのように、最高の天気に恵まれ、美しい庭園を見ながら「生粉打ち蕎麦」を堪能していただき、我々の疲れも気持ちのいい 疲労感に変わりました。



わざわざ 遠路はるばる 鎌倉まで お蕎麦を食べに来られた方、ありがとうございました。  

建長寺1.jpg
 













 次項有建長寺「蕎麦奉納」行ってきました。2008年6月2日の記事を読む
 次項有建長寺「生粉打ち蕎麦奉納会」 2007年6月25日の記事を読む
posted by 興味津々 at 03:16| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | ⇒神奈川県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月02日

建長寺「蕎麦奉納」行ってきました

いつも「石臼の会」ブログを読んでくださっているソバスキーさんが、“ブログ記事にあった建長寺に、昨日行ってみました。“と、写真を送ってくださいました。当日野暮用が重なり伺うことができなかった私に様子も教えてくださり、感謝感謝。嬉しくなって頂いた写真もブログ掲載します。 

〜〜ハートたち(複数ハート)以下はソバスキーさんのメールから極々一部を抜粋ハートたち(複数ハート)〜〜

10
30分に北鎌倉着、急いで建長寺に向かうも、狭い路のこともどかしく汗を流しまして、40分に着きました。 45分に会場「應供堂」に入り、さっそくそばを一枚注文。まもなく写真のようなセットが運ばれてきました。

建長寺そば縮小実験.jpg建長寺そば02縮小実験.jpg
流石、美味しそうな生粉打ち! そしてソバスキーさんの写真も綺麗!

打ち立て、香りのいい蕎麦をたぐりました。11時にはすこし行列ができていました。 1.何ミリという包丁、流石です。細い割りに腰もあって。お断りして写真を撮らせていただきました。個人的にはもうちょっと太めが好きですが。そば湯でつゆを割っていただき、お茶もなくなるとそば湯だけ飲んで、これもかすかな香りと味があって乙でした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜*^_^*
 

ソバスキーさんは、初夏の鎌倉建長寺&生粉打ち蕎麦を堪能されたようです。

ソバスキーさま黒ハート
いつも「石臼の会」ブログを読んでくださり、そして、この度は写真やメールをお寄せくださり、ありがとうございます。

その内に、打ち手の興味津々さんからも、記事投稿あることと思います。

 次項有建長寺 生粉打ちそば奉納の会 2007年6月25日記事を読む
 次項有鎌倉建長寺「生粉打ちそば奉納の会」2008年6月5日の記事を読む
posted by 笑門来福 at 21:48| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ⇒神奈川県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする