名古屋在住の石臼の会々員から教えられた名古屋駅前の複合ビル「ミッドランドスクエア」の4 階にある手打ちそばの店「沙羅餐」に行ってきた。
沙羅餐(さらさん)とは,フランス語で「そば」のことだそうである。その名が示すように店は,現代的で落ちついた雰囲気であった。真中に調理場があり,その二辺をカウンター席が占め,左側にテーブル席が五つほどあった。出入り口正面には,一人用のそば打ち台があり,若い職人さんがそばを打っていた。私は,カウンター席に座り,十割そばとそばがきを注文した。目の前で,三人の職人さんが忙しく立ち働いていた。まず,十割が出てきた。細切りのそばで,腰があり,美味かった。「ここのそばは,どこの産ですか。」と質したところ,「北海道幌加内産です。」であった。新そばは,どこで食べても美味い。次に,そばがきが来た。粗引きのそば粉を掻いたもので,柔らかく,ほんのりと甘みがあった。これも非常においしかった。そば湯もポタージュ様であった。
目の前の支店長さんに「私もそば打ちを勉強しているんですよ・・」と話を持ちかけたところ「当店の本店では,現在12〜13人がそば打ちの修行をしています。3か月間朝から晩までそば打ちを行い,3か月後には1.5〜2kを打てるようになります。その後は沙羅餐の社員となります。それ以外にも,ここの卒業生が全国に散らばってそば屋を開いています。忙しい時は,本店とここと中部空港店の三店で一日1,500〜2,000食分を打つこともあります。これだけの規模で手打ちをする店は,ほかにはあまりないと思います。」と誇らしげに語っていた。「また,本店以外でも手打ちの講習会をやっていますよ。参加されたらどうですか。」と勧められたので,「ここのそばが美味いと聞いたので東京から来ました。」と返答。「遠いところからお出でいただきありがとうございます。是非とも本店にもお出でください。」とのことであった。
今回は,時間がなくて本店に行くことはできなかったが,またいずれの機会に本店に行ってみようと思っている。
場 所 名古屋市中村区名駅4-7-1
ミッドランドスクェア4F
電 話 052-527-8871
営業時間 11時〜23時・年中無休
posted by たけじん at 22:48| 東京 🌁|
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