3月18日の八王子蕎麦打ち会で白洲ご夫妻の事が話題になったそうなのでそれに関して
一言申し添えさせて頂きます。
白洲次郎さんの奥さんで随筆家の白洲正子さんの著「道」の中で多摩川を渡る鎌倉街道に触れながら、白洲邸が其の近くに有る事を知って驚いた。
しかも私が住んでいる町田周辺に知らなかった史跡を幾つか訪れた紀行文が収録されているから、なおさらである。
小田急線鶴川駅から北に向かって15分程の能が谷に旧白洲邸[武相荘」がある。
白洲正子著新潮文庫「日本のたくみ」にハシの文化と言う章が有って。箸にまつわる興味深い話がいろいろ
書かれている。
材料には胡麻竹、くり、赤杉、檜、其の他、柳箸、都箸、チリ箸、振り出し箸、くろもじの箸など、材料と形の異なるものが日本全国に散らばっており、五、六百種類を数える事が出来るが、その最たる物が赤杉の箸
であろう。
赤杉の特徴は、見て美しいだけでなく、当たりが柔らかいのと、香りが良いことで、しかも微妙な料理の味を
損なうほど強くない。 檜の箸も清潔で、気持ちが良いけれど、赤杉に比べると、香りが強すぎる嫌いがある等々いちいち思い当たるふしがある。
そばとうどんの箸も、本当はちがっていて、うどんは少し荒く、そばは滑らかに削られた物の法が良く合っているそうである。
蕎麦には蕎麦用の箸が良く似合うと云う、赤杉の箸は[武相荘」の囲炉裏の間に蕎麦猪口等と一緒に
陳列されている。
また、食べ心地を試してみたい方は入館受付横のショップで販売していますので御購入下さい。
軽井沢に別荘をお持ちだったご夫妻は軽井沢を訪れる度に、駅近くの蕎麦屋「かぎもと」でそばを召し上がったと云われている。
おそばをいかに愛されていたかが窺えます。
機会があって軽井沢方面に行かれる折には是非お立ち寄り下さい。
2007年03月26日
2007年03月21日
第13回八王子蕎麦打ち会の報告
〜 蕎麦のえぐみの検証 〜
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